こんにちわ、Hikaru Sanoです。
今までのIT発展に密接に関係するアダルトコンテンツ、コレなくしては生きていけない人もいると思います。
この度アメリカはサウスカロライナ州で提出された法案は、そんな全男子を敵に回しかねない厳しい法案なんですよ。
PC自体がアダルトサイトにアクセスできなくなる
この法案はサウスカロライナ州の共和党議員ビル・チャムリー氏が提出したもので、「Human Trafficking Prevention Act(人身売買防止法)」と命名されています。
ちょっと現時点で意味不明だと思うんですが、もう少々お付き合いください。
具体的に何を行う法案かというと、「PCにアダルトサイトなどのブロック機能を搭載した上で販売」させるというモノで、簡単に言えば新しく買ってきたPCでエロサイトが見れなくなるワケです。
サウスカロライナ州に住む全男性が絶叫するような法案なのがわかりますね。
一応この機能を解除してPCを手に入れることもできるのですが、購入者は購入時に身分証を提示した上で20ドル支払わないとなりません。
身分証を提示して20ドルも払って「私は購入したPCでエロサイト見ます!」宣言しなきゃならんとか、正気の沙汰じゃないですよね。
さてこの法案、内容を見る限りは完全に「エロサイト撲滅」的な動きなのですが、法案名は「人身売買防止法」です。
この法案を提出したチャムリー氏は「ポルノの視聴をなくすことは人身売買を防止する方法のひとつ」としており、この法案はあくまで「人身売買を防止するためにエロ規制」としています。
当然各メディアでも取り上げられており、この法案に疑問を抱いている人も大勢いるようです。
それもそうですよね、人身売買とアダルトコンテンツの因果関係が全くわからないですし、本人も説明していません。
具体的なブロック機能の仕組みも決まっていないようですし、ぶっちゃけ他州やネットからPC購入すれば問題ないですし、そもそも法案が米国憲法修正第1項「言論の自由」に抵触してそうなので、可決されることは無いと思いますが…。
まとめ
いかがでしたか?
「アダルトブロック=人身売買を防止」とかさすがに飛躍し過ぎかと思いますし、「ゲーム=犯罪の温床」と同じようなモノを感じました。
アメリカでの人身売買がかなり深刻な問題なのは知っているのですが、規制する場所を完全に間違っているように思います。