こんにちわ、Hikaru Sanoです。
次期iPhoneはAR機能を搭載するかも知れません。この度Appleは「Transparent Electronic Device(透明電子端末)」の特許を取得しました。
「透明電子端末」とは一体どのような特許なのでしょうか?
画面を2重構造化する特許
この特許は「非アクティブ時は透明、アクティブ時は表示を見せる」というもので、ざっくり言えば向こう側が透けて見えるディスプレイの技術です。
それだけならそんなに驚きも無いのですが、この特許は「ディスプレイに重ねて使う」事が書かれており、例えばiPhoneやMacのディスプレイに重ねて使う事が想定されています。
「そんなの1つの画面で処理して表示すれば良いじゃん」という意見が聞こえてきそうですが、実はこの表示は半透明のようで、例えばSafariの上下にあるバーが今までの画面側で非表示、新しい画面側で半透明表示させるといった具合に、ユーザー操作を伴う表示だけ担うようなんです。
この場合はブラウザの表示がUI/UXを省いた、本当の意味でのフルスクリーン表示になるわけですね。
当然そんな表示分けだけの特許ではなく、この操作部分は「Movable Transparent Window(可動透明窓)」と呼ばれ、ユーザーの任意で好きな場所に配置・サイズ変更できる模様。
具体的にどこまで自由に移動できるかまでは書いていませんが、特許概要を見る限りでは決まったサイズの「可動透明窓」に枠が表示されるそうで、それがディスプレイ表示からはみ出さない限りは自由に配置・サイズ変更できるものだと思われます。
これによりホームボタンに物理的な場所を用意する必要がなくなり、今までのサイズ感でもっと大きな画面が手に入るかも知れません。
別の特許ではディズプレイを通して指紋認証を行う特許も取得していることから、これら2つが組み合わされば次期iPhoneはベゼルレスの全画面ディスプレイなんていう噂も現実味を帯びてきますよね。
また現在iOSでは色々な表示でバックグラウンドの半透明化を行っていますがその必要もなくなり、複雑な画面処理が少なくなる事からメモリ効率の向上なんかも期待できます。
ユーザ的にはかなり新しい体験になりそうですが、アプリ作ってるデベロッパーの方はこの機能が実装されたiPhoneが発売されたら、しばらく地獄の日々が続くかも知れません…。
まとめ
いかがでしたか?
iPhone 7では防塵防水、イヤホンジャック廃止、感圧式ホームボタンなどありましたが、次期iPhoneは以前の新作iPhone発売時のようにめちゃくちゃ盛り上がるかも知れませんね。
若干バッテリー消費周りが気にかかるところではありますが、ARを搭載したiPhoneをぜひ手にしてみたいものです。