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えっこんなに!?Lightning変換アダプタは「Appleの技術が凝縮された部品」である事が明らかに

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ifixit

こんにちは、ryoです。

iPhone 7に同封されているLightningとイヤホンジャックの変換アダプタ。

同封されているもの以外にも約1,000円で買う事ができ、小さめな部品なだけにあまり大した技術は使われていないだろうと思われがちですが、今回ガジェットの分解でおなじみのiFixitから変換アダプタの詳細なレポートが発表されました。

そのレポートによると、変換アダプタはAppleの技術が凝縮された部品だったそうなんです!

大量の回路を驚きの小ささで搭載、技術が詰まった変換アダプタ

変換アダプタの外見からは二つの端子がただ線で繋がっているだけのように見えますが、実はその中身、かなり複雑なようです。

まずLightning端子とイヤホンジャックの違いから見ていきましょう。

Lightning端子はデータ転送だけでなく、充電を行えたりと色々なものを入出力していて、混み合った状態になっています。そのため、すべてのデータは0と1の組み合わせ(デジタル)で出力されています。

一方でイヤホンジャックは波を受け渡している(アナログ)ので、Lightning端子とイヤホンジャック端子をただ線で繋ぐだけでは全く情報が噛み合わなくなってしまいます。

そこでこのデジタルとアナログの変換を行う必要があるのですが、これが曲者なんです。一般的にデジタル⇒アナログ変換をDACというのですが、この機能を内蔵したアンプはかなり高級品。

これは一例ですが、DAC内臓ヘッドホンアンプで調べるとその大きさとお値段にびっくり!高いものだと27万!45万!

これほどの値段と大きさのするものが、小さな1,000円の変換アダプタの中に含まれていると聞けばそのすごさは簡単に分かるかと思います。

もちろん上で挙げたアンプは一級品ばかりなので、変換アダプタに内臓されているものとは性能が違いますが、基本的な働きは同じ。

ここで変換アダプタのX線写真を見てみましょう。二つの端子が何本もの線によって繋がっていて、さらにLightning端子の方にはたくさんの回路が見えますね。

Lightning端子部分だけを拡大すると、その複雑さがよく分かりますよ。

ここの回路部分では先ほどのDACに加えて、音量を調節するアンプ、マイクで拾ったアナログ音声をデジタルに変換する「アナログ⇒デジタル変換回路(ADC)」も搭載されています。

ある程度の変換能力を備えたDACとADCを搭載したアンプをこんなに小さい部分(約15mm×7mm)に搭載したのは、「可能だとされていた範囲よりも優れた結果」であると高く評価されています。

単純そうに見える変換アダプタの中には実はAppleの技術が詰まっていることが分かりましたね。これを知っていると今度から変換アダプタの見方が変わりそうです…w

LINEMOLINEMO
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