こんにちは、yumiです。
最近はあまり聞かなくなりましたが、ちょっと前まで問題になることが多かったソーシャルゲームの「ガチャ」。
今年のはじめに日本オンラインゲーム協会などが独自のガイドラインを制定し、収束に向かっていたように見えたのですが…ついにこの度、内閣府消費者委員会が動きました。
今後の流れ次第では、ソーシャルゲームに規制がかかることになるかもしれません…!
ガチャに規制がかかるかも?
たびたび話題にあがっていたソシャゲのガチャですが、中でも問題視されたのは昨年末『グランブルーファンタジー』にて、とあるユーザーが出現率の低いレアキャラ目当てに70万円を課金→1体も当てられず…という件。
これをキッカケに、業界団体「日本オンラインゲーム協会」や「コンピュータエンターテインメント協会」は
- ガチャの上限を5万円に
- 当たりの確率を明示する
というような独自のガイドラインを制定しました。ただしこれには、
- 5万円というのは、いずれかのガチャアイテムを取得するまでの金額である
- 上限は5万円以内だが、当該上限を超える場合は推定金額を表示すればOK
- 協会に加盟している会社にのみ順守を求める
という問題もあり、「結局なんの解決にもなっていない」との声が多くあがっていました。
※経緯について詳しくはこちらの記事をどうぞ⇛ガチャ課金、上限が5万円に!ただし…、スクエニやセガも加盟する業界団体、「有料ガチャ」に関して新ガイドラインを発表するも実質的な効果は…
さらに上述した『グランブルーファンタジー』に関して、消費者庁が出現率の表示や設定を調査したところ「景品表示法違反は認められない」と結論付けたため、なんの規制もかかることなく事態は収束へと向かっていた…かに見えたのですが…
このたび内閣府消費者委員会が「ガチャの出現率や当たるまでにかかる推定金額について、十分な情報がユーザーに提供されるべき」と、適正な表示の促進をゲーム業界に求めていたことが明らかになりました。
その他にも消費者委は、ゲームを提供する運営側が出現率を極めて低く設定したり変えたりした場合、それをユーザーに知らせないままガチャを回させるのは問題、としています。
これによってソシャゲが今後どうなるか考えてみると、
- 出現率がパーセンテージと金額で表示される(例:SSキャラの出現率10%!魔法石300個でゲット可能!)
- 出現率アップイベント等で「出現率2倍!」だけではなくパーセンテージで表示される(例:SSキャラの出現率が10%から20%に!)
となる…かもしれません。
消費者委員会の指摘によって業界がどのように動くか、そして消費者委員会はこの先さらに踏み込んでいくのかどうか…気になるところですよね。
動きが出次第、かみあぷでは続報を伝えたいと思います!