こんばんは、yumiです。
最近はかみあぷでも何度かお伝えしている通りPCデポの炎上がネット上で騒動になっていますが、その影に隠れて(?)ソフトバンクの”あるルール”が(炎上までは行かないものの)ボヤ騒ぎとなっています。
亡くなられた父親の携帯を解約しようとした”とあるTwitterユーザー”のツイートが発端となり、ソフトバンクが設けたルールに疑問の声が多くあがっていますよ(;´Д`)
ということでその経緯と事実についてご紹介いたします!
故人の携帯を解約するには
今回ボヤ騒ぎとなったのはTwitterユーザー「あっきー。(@akikonian)さん」のツイートがキッカケ。
あっきー。さんの父親が亡くなられ、その父親が所持していた携帯を解約しようとソフトバンクに出向いたところ「死亡診断書の原本が必要」と言われたとのこと。
父が所持していたソフトバンクの携帯を解約しようとしたら、死亡診断書の原本が必要とのこと。んなもんもう役所に出したわ。そもそも速やかに役所に出さないといけないものを、なんで先に携帯会社なんかに出さないといけないんだよ。ふざけてんのか。 #SoftBank
— あっきー。 (@akikonian) 2016年8月21日
そもそも死亡診断書とは医師が発行する「死亡の事実を証明する書類」で、亡くなった日から7日以内に役所へ提出しなければなりません(参考:はじめての葬式@)。
果たして近親者が亡くなって意気消沈しながらも葬儀の準備などを進めている中、「そうだ。役所に死亡診断書を提出する前に原本を持って携帯を解約しにいかなきゃ」と思えるものなのでしょうか…?
上述したはじめての葬式@に「生命保険の申請や各種手続きの際に必要になる場合があるので、役所へ提出する前に2〜3枚コピーと取っておくと良い」と書かれている通り、生命保険の申請でも死亡診断書のコピーで良い場合が多いそう。
少なくはない生命保険の受け取りにはコピーでいいのに、携帯電話の解約で原本が必要な理由が思い浮かびませんよね…(;´Д`)
あっきー。さんも原本でないといけない理由を聞いたところ「以前に偽造があったから」と言われたそうです。偽造…?
コピーではだめなのかと聞いたら以前偽造があったからコピーはだめとか。意味不明だわ。生命保険会社ですらコピーでいいと言ってるのに。 #SoftBank
— あっきー。 (@akikonian) 2016年8月21日
その後あっきー。さんはソフトバンクのサポートへ連絡し「火葬何やらでもええらしいのでそれで」と、おそらく埋葬許可証か会葬案内状でも解約できるとの回答を得て、ひとまずは落ち着いた模様。
まぁいいや。火葬何やらでもええらしいのでそれで。
— あっきー。 (@akikonian) 2016年8月21日
ただ窓口やサポートで必要書類の認識がなぜ違うのか、疑問ですよね。ということでソフトバンクに問い合わせてみました。
yumi「Twitterで故人の携帯電話を解約しようとしたら、死亡診断書の原本が必要と言われた方がいらっしゃったんですが、これは本当に必要なものなのでしょうか?」
ソフトバンク担当者「いえ、以前から死亡診断書のコピーで対応しております」
yumi「ということは死亡診断書が必要と言った窓口の方と本社で、必要書類に関して相違があったということでしょうか?」
ソフトバンク担当者「もしこのツイートが事実だとすれば、そういうことになります」
と、実際は「コピーでも対応可能」「あっきー。さんが対応を受けた窓口の方が必要書類に関して(会社としての対応と)違った認識をしていた」ということがわかりました。
確かにソフトバンクのQ&Aを見てみると、
例:会葬案内状/礼状、新聞記事(おくやみ欄0、除籍が分かる戸籍謄本、住民票(除票)、医師の死亡診断書、埋葬許可書
と書かれています。
ただ、2014年11月にかみあぷで「家族が亡くなった場合の携帯電話の解約方法」をご紹介したのですが、その時は「原本を提示する必要がある」との記載がありました。
いつ頃この表記が変わったのかは分かりませんが、もしかしたら今回あっきー。さんが対応を受けた窓口の方は必要書類について古い情報のままだったのかもしれません。
こうして経緯や事実を見てみると、今回あっきー。さんが受けた対応は災難としか言えませんね…。
ただ窓口の方と会社の対応に相違があり、その結果、悲しみに暮れている人に対して追い打ちをかけるような仕打ちをしてしまったのは事実。今後このようなことがないよう、ぜひ改善していただきたいですね…!