こんにちわ、Hikaru Sanoです。
日本ではよくニュースで男子の「草食化」なんかが取り上げられますが、どうやらアメリカにも似たような現象が起きているようです。
「Archives of Sexual Behavior」という雑誌が取り上げた調査によれば、ミレニアル世代がそれ以前の世代に比べ「セックスに消極的」であり、それはスマホが原因だと述べているとか。
一体どういう事なんでしょうか?
原因はオンラインデート?スマホ?
ミレニアル世代(2000年以降に成人、あるいは社会人になる世代)研究の第一人者であるジーン・トゥエンゲ氏は、この世代がセックスに消極的な理由について
「オンラインデート(マッチングサイト)では見た目が大事だ。平均的な容姿の人はデートアプリで相手を見つけることは現実の出会いより難しく、パートナーを探すことにさらに後ろ向きになるかもしれない」
と語っており、オンラインデートが原因と考えているそうです。
ざっくり言うと、みんなお見合いサイトに注力しているものの、理想や見栄えばかり気にしててうまくマッチングできず、現実の世界よりもパートナーが見つけにくくなっている…ということ。
それに対してハーバード大学の臨床学准教授ノーマン・スパック氏は
「コミュニケーションは、アンチセックスに向かっている。セックスに必要な時間を惜しんで、電子デバイスを見ている」
と述べ、オンラインデートが原因なのではなくスマホが原因と考えているようです。
セックスに時間を割くよりも、スマホで遊んだりしている方が有意義だと捉えているようですね。
スマホの普及率は世界中でどんどん上昇していますし、それによってスマホに費やされる時間も多くなってきている事が考えられます。
ジーン氏の考えは「オンラインデートのせいでカップルができないから」でしたが、ノーマン氏の考えは「セックスするよりスマホ」と、どちらも原因のような気がしますね…。
日本ではこういったトピックだと「少子化が!」なんて嘆かれますが、向こうではこの傾向を健全なトレンドとして歓迎する意見も。
ラトガース大学の人類学者ヘレン・フィッシャー氏は「急がないことで、よりよい結婚ができるのではないか。そして離婚率も下がるかもしれない」と肯定的なコメントをしているそうです。
まとめ
いかがでしたか?人間の3大欲求にも勝るスマホ、というのはなかなか興味深い考えだと思います。
今回は米国での調査と意見でしたが、日本でも同じような現象が起きていることが容易に想像できますね。
誰とどこにいてもスマホをいじらずにはいられないですし、それが原因でケンカになったなんて話もSNSでよく目にします。
「よりよい結婚と離婚率の低下」は良い考えだと思いますが、少子高齢化が進む日本ではオンラインだけでなくぜひ現実でも積極的になってもらいたいものですね…!