こんにちは、yumiです。
iPhoneを含む日本で発売されているスマホは、マナーモードにしてもカメラのシャッター音が鳴る…これは盗撮を防止するための通信事業者による「自主規制」と先日ご紹介しました。
しかしみなさんもご存知の通り、アプリストアには「無音で撮影できるアプリ」がたくさんありますよね。
そんな中、滋賀県が驚きの条例を作ろうとしていると産経WESTが伝えています。他人にスマホを向けただけで摘発されることになるかもしれません…!
滋賀県が迷惑行為等防止条例を改正か
産経WESTによると滋賀県警は、現在の「県迷惑行為等防止条例」では取り締まりきれない盗撮などへの規制強化を目指し、すでに改正案をまとめたとのこと。
現在の条例では「盗撮の取り締まり=駅や公演など不特定多数が集まる公共の場所に限定」とされており、会社や学校など特定の人しか利用しない場所は取り締まり対象外でした。
しかし今回の改正案では、そうした特定の人が集まり、利用する場所でも取り締まれるようにするそう。
これだけを聞くと「すぐに条例を改正しよう!」と思いますが、驚くのはここから。
なんと改正案では、下着などの映像が撮影されていなくても摘発の可能性があるそうですΣ(゚Д゚)
現行条例では下着などの映像が撮影されていなければ摘発が難しいため、改正案では「盗撮目的でカメラなどを人に向けたり、設置するだけでも規制対象」とするとのこと…。
確かに現在はクラウドサービスなども充実しており、カメラやスマホ本体には撮影した写真が確認できないけどクラウドには保存されている…なんてこともあると思いますが、なんだか冤罪が増えそうな気がしますよね…。
滋賀県がまとめた条例改正のポイントは以下の通り。
- 盗撮行為の禁止場所の拡充:従来の「公共の場所」などに加え「特定多数の者が集まり、もしくは利用する場所」にまで拡充
- 盗撮目的で写真機等を「人に向ける行為」「設置する行為」の規制対象化:人の下着姿等を盗撮する目的で写真機等を「人に向ける行為」「設置する行為」を新たに規制
- 盗撮行為で映像を記録した場合の罰則の強化:現在の「6ヶ月以下の懲役または50万円以下の罰金」から「1年以下の懲役または100万円以下の罰金」に引き上げる
- 「つきまとい行為等の禁止」規定の新設:ストーカー行為等の規制等に関する法律で規制されていない、恋愛感情に基づかない「ねたみ」「恨み」等の悪意の感情を充足する目的で、反復して行われる「つきまとい行為等」を新たに規制する
この改正案はすぐに施行されるわけではなく、7月20日まで意見を募集しています。
滋賀県警察の広場に意見の送付先が明記されていますので、この条例改正案に疑問のある方は問い合わせてみるといいかもしれません。