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【全面戦争】Appleの敵、FBIの次はSpotifyか…?

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こんにちは、yumiです。

AppleがFBIと争ったことは記憶に新しいですが、Appleの次の敵は「Spotify」のようです。

Spotifyと言えば、海外で人気を博している音楽ストリーミングサービス。

先日「ついに日本上陸か」なんて話もありましたが…一体AppleとSpotifyの間になにが起きているのでしょうか?

AppleとSpotifyの仁義なき戦い

事の発端はSpotifyが発表したキャンペーンから始まります。

そのキャンペーンとは「ウェブサイトで会員登録すれば3か月間、0.99ドルで試聴できる」という新規ユーザー獲得のためのもの。

このキャンペーンをiOSアプリ上でも告知するため、アプリのアップデートをAppleに申請しました。

しかしAppleはこのアップデート申請を却下。

却下した理由は「この場合、ビジネスモデル上の理由により(ウェブサイト上ではなく)アプリ上でユーザー登録させなければならない」というものでした。

さらに「このようなキャンペーンをアプリでもやるなら、SpotifyアプリそのものをApp Storeから削除する」といった内容をSpotify側に伝えてきたそう。

このことにSpotifyは激怒。

「AppleはApp Storeの承認プロセスを、競合他社に害を与えるための武器として利用している」「AppleがSpotifyのアップデートを却下することにより、Apple独自の「Apple Music」と競合するサービスを抑制する」といった書簡を弁護士がAppleに送る事態に…。

Photo by Apple

これに対しAppleは「Spotifyはアップデートで優遇措置を求めてきた」と反論の書簡をSpotifyに送付。

なんでも「Spotifyのアップデートは、Appleにサブスクリプション手数料を支払うことなく、新規ユーザーがサービスに登録できるようにするものである」とのこと。

サブスクリプションは分かりやすく言うと「自動継続型課金」で、AppleはApp Storeで公開されているアプリからサブスクリプションの手数料30%を得ることによって利益をあげています。

Spotifyのアプリ自体は無料で提供されているため、このサブスクリプション手数料を払ってもらえなければ、AppleはSpotifyから利益をあげられなくなる…というわけなんですね。

Spotifyは「Apple MusicがあるからSpotifyに対し不当な扱いをしている」と言っていますが、Appleは「App Storeのあらゆるアプリ(ゲームや電子書籍、動画・音楽配信)は、すべて同じルールで承認されている」と聞く耳を持ちません。

Photo credit: PhotoAtelier via Visualhunt / CC BY

長々と説明しましたが、分かりやすく言えば、

  • Spotify「Apple Musicの競合だからSpotifyを潰したいんだろ?でもアンタのしたことは不正競争防止法だぜ?」
  • Apple「App Storeでアプリを公開するなら、同じルールを守ってもらわないと困る。Apple Musicは関係ない」

といったところでしょうか。

確かにSpotifyの月額料金は本来約10ドル。

ですがiOSアプリではサブスクリプション手数料(30%)を上乗せした約13ドルをユーザーに支払ってもらわなければいけないため、やはり月額約10ドルで提供されているApple Musicを考えると「不当な扱いを受けている」と思ってしまう気持ちも分かります。

しかしApp StoreではSpotify以外にもGoogle Play MusicやAmazon Musicなど多数の同様サービスが提供されており、これらはきちんとサブスクリプション手数料を支払っていると考えると…

Appleの言う「Spotifyだけ優遇はできない」というのも納得できますよね。

個人的には土壌(App Store)を提供してくれ、かつ、その土壌ありきで利益をあげているのであれば、Appleにはそれなりの費用は支払うべきだと思いますが…みなさんはどう思いますか?


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