こんにちは、yumiです。
スマホのソーシャルゲームが登場してから、たびたび問題になっている「ガチャの課金」。
記憶に新しいところでは年末年始に行われた某ソーシャルゲームのガチャイベントで「70万円以上課金しても当たらない」と話題になりました。
そういった経緯からか、このたび業界団体「日本オンラインゲーム協会」は、課金上限額を5万円とすることを発表しましたよ!ただし、喜ぶのはまだ早そうです…。
課金上限が5万円に?
「子どもが勝手に高額な課金をしていた」「◯万円以上使っても欲しいキャラが当たらない!」など、たびたび問題になるソーシャルゲームのガチャ。
ユーザーからの苦情が消費者庁にも寄せられ、専門家からは「射幸心を煽っている。法規制が必要」という意見も出ていました。
そういったネガティブな風潮を払拭するためか、業界団体「日本オンラインゲーム協会(JOGA)」は、
- 課金上限額は5万円
- 当たりの確率を明示する
といった規制を設けることを発表しました。
ユーザーからすると、今まではいくら使えば目当てのキャラが出るか分かりませんでしたが、これからは上限の5万円以内で手に入れられることになります。ただしここには3つほど気になる点が。
まず1つ目は「5万円というのは、いずれかのガチャアイテムを取得するまでの金額」ということ。
そのため例えば1つのイベントで手に入れられるキャラが3体居たとしたら、3体×5万円=15万円となります。
さらに15万円使えば3人全員揃うというわけでもないので、本当はキャラCが欲しくても「キャラA+キャラA+キャラB」といった組み合わせも考えられるというわけですね…。
そして気になる2点目は「上限は5万円以内だけど、当該上限を超える場合は推定金額を表示すればOK」という規制になっていること。
極論10万円でも100万円でも、推定金額を書いてさえいればいくらでもいいんです。ただ、こちらはさすがに運営会社も高額を表示してしまうとユーザーの興味を引けなくなるはずなので考えにくいですが…。
最後に3点目。この「日本オンラインゲーム協会」がまとめた規制案は、この協会に加盟している会社に順守を求めるもの。そしてその加盟者を見てみると…
「パズドラ」のガンホーや「モンスト」のミクシィなどは加盟しているものの、例えば「グランブルーファンタジー」のCygamesや「パワプロ」のコナミデジタルエンタテインメントなどは加盟していません。
日本オンラインゲーム協会は、Cygamesやコナミなどを含め132社が加盟している「モバイル・コンテンツ・フォーラム」にも上記のガイドライン順守を求めていますが、どこまで守られるかは不明。
この先ソーシャルゲーム業界がどのように変化するのか、ガチャの制度はどうなるのか、もう少し見守る必要がありそうですね…!