こんにちはkimiです。
4年前の金環日食以来となる日食が、3月9日の午前中に観測できます。だんだんと暖かくなってきたこの頃ですので、時間がある人は外に出て見てみてもいいかもしれませんね。
今回は無料アプリ『Solar Book』を使って日食を場所と時間でシミュレートし、自分が今いる場所でどの程度日食としてみられるのか確認する方法をご紹介します!
日付と場所を選んで欠け方を確認
アプリを起動したら、まずは、左上の「日食選択」をタップ。「1:2016/03/09」をタップして今回の日食を設定します。
次に、右上にある飛行機アイコンをタップし「どこで観測するか」を設定しましょう。
観測するであろう場所に地図を合わせ、「追加」をタップすると場所に名前をつけられます。「決定」を押すと、指定した場所でのシミュレーション結果が表示されますよ。
例えばみなとみらい駅と那覇空港あたりを設定してみると、それぞれ「食の入り」はみなとみらい駅で10:12、那覇空港で9:30と、食の仕方が異なるのが確認できますね。
国立天文台によると、那覇では太陽の面積の22%、東京では15%、札幌では5%が月によって隠されるそうですよ。
実際の部分日食を観察する際は、安全上の理由から日食観察用に対応したメガネなどを着用し、直接太陽を見ないようにしましょう。
また、iPhoneで部分日食の写真を撮影したいという人もいるかと思いますが、編集部が某カメラ専門店の店員さんに聞いたところ以下のような情報が得られました。(※あくまでも答えてくれた店員さんの個人的見解です)
- iPhoneで太陽の写真を撮ろうとすると、センサーの光の許容量がオーバーしてしまい画面は真っ白になってしまいます。仮に撮影できたとしても写る太陽は小さいでしょう。
- カメラを太陽に直接向けるのは、カメラにとって大きなダメージとなるので「NDフィルター」というフィルターを使うのが一般的。
- 日食観察用のメガネにiPhoneを重ねて撮影することは可能ですが、もともと日食グラスは人の目に合わせて作られたものなので、カメラにとってダメージとなる可能性は否定できません。
実際にかみあぷ編集部でiPhoneで太陽を撮影してみたところ、全体が真っ白とまでいかないまでも光が強すぎて太陽の輪郭はわからない状態に…。
※カメラへの影響がある可能性があるので、絶対に真似しないで下さい。
iPhoneでどうしても部分日食の様子を撮影したいなら、やはりカメラ用フィルターを用意するしかなさそうですね。
もし専用のフィルタが用意できない場合は、iPhoneはあくまでアプリによるシミュレーションの確認のみに使用し、撮影はせず観察に集中した方が良さそうです。
ともあれ4年ぶりともなるこの天体ショー。当日の天気が不安ですが、時間の都合などが合えば普段は見られない珍しい太陽の姿を観察してみたいものですね!