ごきげんよう、菊太郎です。
今まで修理内容によっては長期間の預かりとなる事で、不便だったiPhoneの修理に対してAppleがようやくその重い腰を上げたようですよ。
Appleが発表したのは修理手順の変更に合わせ、修理中にiPhoneの貸出もしてくれるという新しい修理プログラム。
iPhoneが長期間手元からなくなることがネックだったのが、これで解消されるようになりますよ!
ついに修理で代用機が貸し出されることに
ガラケーやAndroid端末などは故障した場合、基本的にキャリアに依頼して修理に出すことができます。
しかし、iPhoneの場合は勝手が違いキャリアでの対応が出来ないため、AppleStoreのジーニアスバーや、正規サービスプロバイダ、あるいはAppleのオンライン受付で修理を依頼しなければなりません。
また修理に持って行ってもすぐに修理が終わるわけではなく、故障内容によっては修理期間が長期に渡り、長いことiPhoneが使えない状況が生まれてしまうこともありました。
さらにiPhone修理中はキャリアから代用機を借りられる場合もありますが、台数に限りがあったりAndroid機だったりして非常に不便になってしまうことも。
そんな状況を変えるため、Appleは新たな修理プログラムを導入。よりユーザーの視点に立った修理が実現しました。
その新しい修理プログラムのポイントは、大きく分けて3つ。
1つ目は、修理を「修理センター」で行うということ。
以前は全ての対応をAppleStoreなどで行っていましたが、複雑な症状の場合恐ろしいほど時間がかかってしまいました。
そこで、対応が難しいと判断された端末は「修理センター」に送り、センター内で調査/修理が行われることになります。
修理センターは工場のように設備も充実しているので、AppleStoreなどよりも高度な対応が出来ると期待されています。
2つ目はAppleが代用機を用意してくれるということ。用意されるのはiPhone 6(16GB)になるそうです。
今まで修理中はiPhoneのない生活を送らざるをえませんでしたが、このプログラムが登場したことによって修理中もiPhoneが使えるようになります。
3つ目はちょっと残念なお話。新しい修理プログラムの適応になるiPhoneは限られているんです。
対象となるのは、
- 端末が、iPhone 6、iPhone 6 Plus、iPhone 6s、iPhone 6s Plusのどれか
- iPhoneの電源が入らなかったり、全く操作できないなど深刻な症状
この両方の条件を満たした場合のみ。深刻な状況と言っても、ひび割れなどの物理的な問題はこのプログラムの対象にならないようです。
9To5Macによれば、この新プログラムは米国、欧州のほか、日本の一部店舗でも導入予定。
具体的な開始日はアナウンスされていませんが、今まで自分でキャリアに行って代用機を借りなきゃいけなかっただけに早く始まって欲しいですね!