こんにちは、yumiです。
旅行の際の必需品と言えば着替えやガイドブック等いろいろありますが、現代の「絶対に忘れちゃいけないもの」はもちろんスマホ+モバイルバッテリーですよね。
しかし今後近いうちに、モバイルバッテリーを持っていくことができなくなるかもしれません。
アメリカ連邦航空局は、各航空会社にすでに働きかけているようですよ…!
モバイルバッテリー持ち込み禁止?
アメリカの航空輸送の安全維持を担当する機関である連邦航空局(FAA)は、飛行機内での火災を誘発する可能性があるとして、
- リチウム電池の機内持ち込みを禁止
- 航空チケットにも「持ち込みません」という項目を盛り込む
という条件を各航空会社に要請しているとのこと。
FAAはエンジンや燃料に近い貨物室内に、リチウム電池を置いておくのはリスクが高いと見ているそうです。
しかしリチウム電池はモバイルバッテリーやスマホはもちろん、ノートパソコンや電動歯ブラシまで幅広く使われているもの。一体なぜ今になって持ち込みを禁止する動きとなっているのでしょうか…?
一体なぜ禁止に?
遡ること2年前。
2013年1月7日(現地時間)に成田空港からのフライトを終え、ボストン・ローガン空港で待機中だったJAL008便(ボーイング787)が機内のリチウム電池式バッテリーから発火。
そしてそれからたった9日後の1月16日、山口宇部空港から東京国際空港へ向かっていたANA692便(同じくボーイング787)が上空10,000mを飛行中に電気室で煙を感知し、異臭もしたため高松空港に緊急着陸するという事故が発生。
これら2機のバッテリーは乗客が持ち込んだモバイルバッテリー等ではなく、機体に元々ついていたもの。
とは言え「リチウム電池の熱暴走が原因の出火(※1)」ということで、念には念を入れて「すべてのリチウム電池」を排除しようとしていると考えられます。
※1:ショートした原因は特定されていませんが、国家運輸安全委員会が述べた見解を引用しています。
今のところ「貨物室への預り荷物」が禁止される流れなので、自分と一緒に持ち込むのはOKかと思われますが、もしかしたら今後は旅行先で「Wi-Fiルーター+モバイルバッテリーの貸出」が当たり前となるのかもしれませんね。
アメリカが持ち込みを禁止したら日本を始め他国も追従していくはず。不便ではあるものの、安全に背に腹は代えられませんし、大きな事故が起きる前に早急に対策をして頂きたいですね!