iPhone 6s/6s Plusは前モデルと比べてデザインに大きな変更は無いものの、本体がわずかに厚くなり重さも約1割ほど増加しています。
重くなった原因は「端末の大型化」や新しく採用された「アルミニウムボディ」と考えられがちですが、どうやら原因は別のところにあるようですよ。
そこで今回は、iPhone 6sが前モデルよりも1割重くなった原因についてご紹介します!
iPhone 6よりも重さが1割ほど増加
iPhone 6s/6s Plusは前モデルと比べて大きなデザイン変更はありませんが、本体の重さが少しだけ少しだけ重くなっています。
一体どの程度重くなったかというと、iPhone 6sの場合ではiPhone 6に比べ約14g重くなっており、イメージとしては本体にパチンコの玉(約5g)が3つが追加された感じです。
同じようにiPhone 6s Plusも約20g重さが増しており、その重さはパチンコの玉4個分。
本体が重くなった原因として「強度を増した新しいアルミニウムボディ」が考えられそうですが、こちらに関しては前モデルよりも2gほど軽くなっていることが以前ご紹介したバックパネルが流出した際のリーク動画から分かります。
では一体何が原因となっているのでしょうか?その疑問を海外メディアのThe Vergeが解き明かしました。
The Vergeの調査によると、iPhone 6sではアルミボディやバッテリーが軽量化されているものの、ディスプレイの重さが約2倍の17gも増加しているとのこと。
その理由には、ディスプレイのレイヤーに「容量圧力センサー」と「Taptic Engine」が追加されたことが挙げられます。
「容量圧力センサー」とは、Retinaディスプレイのバックライトに組み込まれたセンサーで、指が画面をプレスした力を繊細な感度で判別すること可能にするというもの。
「Taptic Engine」は、上記のセンサーから受け取った信号を振動としてユーザーにフィードバックする役割を担っており、この2つが合わさることによって新機能である「3D Touch」が実現されています。
どちらもディスプレイに進化をもたらす素晴らしいシステムであるだけに、Appleは重量の増加はやむを得ないと判断したと考えられます。
今後ディスプレイの薄型化・軽量化が課題となりそうですが、ひとまず新機能の「3D Touch」の使い心地をいち早く体験してみたいものですね!