現在は復活していますが、昨夜人気ゲームアプリモンスターストライクがApp Storeから一時削除されていました。
公式サイトでもその理由が説明されていましたが、実はこういったApp Storeからの削除「リジェクト」は、たびたび行われています。
その全てがAppleの規約違反が原因。
今回はどういった理由でアプリが削除されるのか、いくつか実例をご紹介したいと思います!!
1.シリアルコードを利用したらダメ
まず今回モンストがリジェクトされた理由ですが、こちらは公式の発表によるとシリアルコードを利用した特典の付与に問題があったようです。
公式サイトの更新されたお知らせで、Apple社からの要請があったため「シリアルコードの入力フォーム」の利用を停止したと公表されました。
Android版アプリは以上の画像のように今までどおりシリアルコードが利用できます。
モンストは以前から雑誌などの特典としてシリアルコードを配布していましたが、今後はモンストを含む多数のアプリがシリアルコードの利用を制限されることとなりそうです。
参考:モンスターストライク
2.暴力的な表現はダメ
そういった特典の配布はもちろん、アプリ内の表現においても制限があります。
以前話題になったのは、「リア充爆発しろ!」というアプリ。
こちらは「爆発」というワードが暴力的ということでリジェクトされ、その後改名。「リア充絶滅しろ!」として内容も変更されて再リリースされました。
「爆発」がよくて「絶滅」がオーケーというのがなんとも解せませんが、とにかく暴力的な表現はいけません!!
参考:INSIDE
3.卑猥な表現はダメ
さらに、みなさんご存知だとは思いますが卑猥な表現もいけません。
数年前のことになりますが、目の前の女子学生のブラジャーを気づかれないように外すゲームアプリ「美少女ブラ外しPutti!」も卑猥な表現が理由でリジェクトされたアプリのうちのひとつ。現在はまた形を変えて奇跡の復活を遂げています!
ギリギリのラインを攻めたアプリは多数ありますが、それらはAppleの裁量でいつ削除されてもおかしくない状況というわけです。
参考:ねとらぼ
4.汚い表現はダメ
つづいて、汚い表現。これもいけません。
「うんち」を記録して健康を管理するアプリ「うんろぐ」は、ライフログアプリなのにも関わらず「うんち」という表現が理由でリジェクトされてしまったそうです。
なんとかアプリの審査を通そうと、うんちのキャラクターを「ジャパニーズゴーストだ」と言い張ったり、Appleのヘルスケアマネージャーに直談判した結果、現在はアメリカのストアにも進出できそうだとのこと。
医学的に有意義なアプリでも、表現によってはリジェクト対象となってしまうというわけです!!
5.偽物アプリはダメ
最後になりますが、偽物のアプリについてもAppleは厳しい態度をとっています。
以前公式のアプリ「帰ってきたコンボイの謎」が、偽物と間違われてApp Storeからリジェクトされたことがありました。
このアプリがリジェクトされたのは、版権元の承諾証明を提出しなかったことが原因だったようです。
正式な証明がないアプリ、明らかに名前が似ているアプリ、内容が酷似しており元アプリが削除を主張しているアプリなどは、削除の対象になると思われます。
参考:『帰ってきたコンボイの謎』ニセモノと間違われてリジェクトされた伝説のゲームが、ついに登場!!
正しいアプリがダウンロードされるストアに
さて、アプリがApp Storeから削除されてしまう理由をご紹介しましたがいかがだったでしょうか?
基本的にこれらのルールはAppleの示すガイドラインに明示されているものですが、その解釈によってはこういうことが起きてしまうようです。とは言いつつ、結局Appleがダメと言ったらダメ!ということなんですけどね。
しかしながらこのAppleのお陰で、私達は安全にアプリを使えているのも事実。今後どのように変わっていくのか分かりませんが、ユーザーにとって有益なものになることを期待したいですね!