iPhoneでメールを打つとき、気になる「Cc」「Bcc」という謎の文字。多分宛先の一種なんだろうな…とは思いつつも、よく分からずにスルーしちゃいがちですよね。
と言うことで今回は、メールの宛名にある「To」「Cc」「Bcc」は何が違うのかを解説していきます。
この3種の宛名を上手に使い分けられるようになれば、メールが今まで以上に便利になりますよ〜!
宛名にある謎の文字の正体は?
それでは早速「To」「Cc」「Bcc」の順に解説します!
◆To
Toとは一言で言うと「メールの送り先」。単純にメールを送りたい人のアドレスを書くところです。
iPhone標準アプリの『メール』では「宛先」と書いてありますが、使い方はToと同じ。
このToは一人だけでなく、何人でも送ることが可能。
例えば、
- To:取引先、上司
- 本文:3月15日は空いていますか?
と言うメールの場合、取引先と上司に同じ本文のメールが届いているので、二人とも「3月15日の都合」を返信しなければなりません。
普段使う宛先はToがほとんどなので、特に意識せずに使っているはずです。
◆Cc
そして「Cc」とは、「Carbon Copy(複写)」の略。一言で言うと「メールのコピーを送る機能」です。
Toの人に送ったメールと全く同じものがCcの人にも届くので、「Toの人にこんなメールを送ったから、Ccの人は確認してね」ということが出来ます。
具体例を出すと、
- To:取引先
- Cc:上司
でメールを送った場合、「取引先にこんなメールを送りました。上司は確認してくださいね」という事。
でも「同じメールを送るなら、さっきみたいに両方ともToでいいんじゃないの?」と疑問に思うかもしれませんが、両方Toだとどっちの宛先をメインにして送ったのかが分かりづらいですよね。なので、どっちがメインでどっちがサブかを明確にするために、このCcが存在していると言うわけです。
分かりやすく言うと、
- To:取引先
- Cc:上司
- 本文:3月15日は空いていますか?
というメールの場合、3月15日の都合を返信しなければならないのは取引先だけで、上司は返信しなくても構いません。
- To → メインの送り先。返信しなければならない
- Cc → サブの送り先。返信せずに見るだけで良い
という感じで覚えておけばOKです!
◆BCC
最後に「Bcc」は、「Blind Carbon Copy = こっそり複写」の略。一言で言うと、「メールのコピーをこっそり送る宛名」です。
Ccと同じサブの宛先ですが、一番の違いは「Toの人には送ったかどうかが分からない」ということ。
- To:取引先
- Cc:上司
だと、取引先は「念のために、Ccで上司にも同じメールを送ってるんだな」というのが分かりますが、
- To:取引先
- Bcc:上司
の場合、取引先からは上司にメールを送っているのが分からないので、「メールが送られてきたのは自分だけで、特にCcで上司にメールのコピーを送ったりはしていないんだな」と感じるわけです。
単純に、
- Cc → メールのコピーを送ったのが、Toの人には見える
- Bcc → メールのコピーを送ったのが、Toの人には見えない
という感じで覚えておけばOKです!
まとめ
以上、「To」「Cc」「Bcc」の違いを解説しましたが、最後に分かりやすく表にまとめたものがコチラ。
プライベートでこういった宛名を使う事は少ないかも知れませんが、ビジネスの機会などでは使う機会も多い「Cc」「Bcc」。
ここでメールに関してマスターしておけば、もしもの時のために役に立つかもしれませんよ!