こんにちはkimiです。
小洒落たレストランに行って、盛り付けが綺麗な料理を見るとつい写真を撮ってSNSに投稿してしまう…という人も多いですよね。
しかし実はそれ、国によっては著作権侵害として違法行為になってしまうかもしれませんよ!
自分で撮った写真なのに違法行為になるとはどういうことなのか?日本ではどうなのか?見てみましょう!
料理の盛り付け方にも著作権が発生する国がある
以前、食事中にスマホを使わなかったら10%オフというレストランを紹介しましたが、案外食事中にスマホを使ってほしくないレストランはあるそうです。
その理由としては「料理に集中してほしい」とか、写真撮影によるシャッター音で「他の客の迷惑になる」などさまざま。
しかし国によってはマナーの問題というだけでなく、そもそも「レストランで出される料理を写真に撮り、SNSに載せる行為そのものが違法である」とする国もあるそうですよ。
その国はドイツ。ドイツメディア「Die Welt」が報じるところによると、「レストランで出される料理を撮影し、SNSで流すことは違法になることがある。最悪の場合、著作権侵害の警告が写真の発信者に届くことがあるだろう」とのこと。
どうやら有名なレストランにおいて丁寧に盛り付けされた料理は「シェフが創った作品」とみなされ、そのため著作権法の保護対象になることがあるそうなんです。
そのためDie Weltは、SNSに発信する際は事前にシェフにアップしていいか尋ねることを勧めていますよ。
そんなアホな…と思ってしましますが、ドイツでは2013年に著作権法を改訂し、より幅広い物に対して著作権を認めたそうです。そのためこのような解釈が可能になったとのこと。
それまでは料理の盛り付け方に著作権を認めていませんでしたが、現在はシェフや料理店主がお客の行った行為に対して著作権法で訴えを起こしかねないと警鐘を鳴らしています。
ちなみに日本の著作権法だと「創作性」があれば料理も著作権法の保護対象と認められるそうですが、現実的に認められるかというとそれは難しいそうです。
丁寧に盛り付けられた料理は記念に撮影したくなってしまいますが、日本でもSNSで発信するときはできる限り店員に一声かけてから撮影したほうがよさそうですね…!