こんにちは、SHANです。
2012年にiPhone 5が発売されて以来、各キャリアで「4G LTE回線」の整備が行われており、現在でもつながりやすさや回線の速度を競って火花を散らしています。
そんな中、国際電気通信連合(以下 ITU)が2020年度を目安に商用実装を目指す新しい通信規格「5G」の定義について、新しい情報を発表しました。
なんでも超高精細の映画を10秒で端末にダウンロードすることができる程の驚異的な速度が出るみたいですよ〜!
5Gの商用実装は2020年が目標
ITUが採用を決定した新しい5Gの定義を詳しく説明している「The Korea Times」によると、2020年に導入を目指す5Gでは、最大通信速度が毎秒20Gbpsにもなるとのことなんです。
これがどのくらい早いかというと、現行の「4G LTE」の最大通信速度が毎秒50Mbps〜100Mbpsなので、単純計算で約200倍もの速度が出ることになります。(あくまで理論上の話ですが…)
更に5Gネットワークでは、1平方キロメートル内にある100万台のデバイスに平均100Mbpsのデータを転送することができるため、今よりも格段に安定した高速通信が行えるとのこと。
このように、まさに夢のような技術であることは間違いないのですが、もちろん5Gにも課題はあり、 例えば電波を受信する端末も5Gに対応している必要があるなどの技術的な制約があります。
他にも、ITUによって電波基地局の整備など5Gネットワークの実装に向けたロードマップが作成されるなど、クリアすべき事柄が山積していますが、まずは2018年に行われる平昌オリンピックでデモ運用が行われるようです。
平昌冬季オリンピックで行われたデモの結果によっては、商用実装が早まるかもしれませんが、日本の場合だと通信量上限が今後どうなるのかというのが気になるところ…。
いくら早い通信速度を出せるインフラを整備したとしても、一ヶ月に使える通信量が5GBや7GBという現状では、ちょっと身の丈に合わない技術のような気もしてしまいます。
5G導入の話はまだ数年後の話ですが、その前までには通信量上限を気にすることなく安価に使えるプランを各キャリアが用意していることに期待したいですね!