ごきげんいかがでしょうか、菊太郎です。
自分が死んだとき、ネット上に残っているデータはどうなるんだろう…と、ちょっと不安になった事は誰でもありますよね。
そこで今回は、自分が死んだ後に残っているデータを管理してくれるGoogleの「アカウント無効化管理ツール(通称:遺言サービス)」をご紹介します。
使うのはまだまだ先の話だとは思いますが、万が一の時のために設定しておくといいかもしれません…!
情報化社会の遺言状サービス
以前、万が一のことがあったら…と各SNSの手続きについてご紹介しましたが、SNS以外で利用者が多いGoogleアカウントはどうなってしまうのでしょうか?
「Gmailは?」「データは永久に残っちゃうの?」「パスワードはバレちゃうの?」と、誰もが一度は考えるはず。
そんな個人情報の塊のようなGoogleアカウントですが、実は「アカウント無効化管理ツール」があり、一定期間のログインがなければ自分のアカウントを自動的に削除するように設定が出来るんです。
しかも設定によってはただ削除するだけではなく、残っている情報を特定の人に送ることも。まさしく現代の遺言ですね。
では具体的にどういうことが出来るのでしょうか。
どんなサービスなの?
Googleアカウント無効化管理ツールでは、自分のアカウントに一定期間ログインが無かった場合、以下のようなことが出来ます。
- 自分のアカウント/データを自動的に削除
- 残っているデータを、指定した人に送る
ログイン期間は3ヶ月〜18ヶ月まで、データを送る人数は10人まで選ぶことが出来ます。
渡すことが出来るデータは以下の通り。
- Blogger
- 連絡相手とサークル
- ドライブ
- Gmai
- Google+プロフィール/ページ
- ストリーム
注意点としては、データは送られるだけでアカウントは引き継げないということ。メールや文書を見ることは出来ても、新しくメールを送ったりドキュメントを追加したりは出来ません。
これなら自分になりすまして悪用されることもないので安心ですね。
続いて、この遺言状サービスの設定方法を見ていきましょう。
設定はどうやってやるの?
設定は、デスクトップからでもiPhoneからでも行う事が出来ます。
まず、Googleアカウント無効化管理ツールにアクセスして「設定」へ。
アラート設定で、携帯電話の番号を入力します。
続いてタイムアウト期間の設定。何ヶ月でそのアカウントを削除するか(データを他人に渡すか)を決めましょう。
データを渡す人のアドレスを10人まで選びます。自動返信のメッセージを登録することも出来ますよ。
自分が死んだ後に、アカウントを完全に削除するなら「はい」を選択。
問題が無ければ、「有効にする」をタップして終了です。
以上で設定は完了。簡単ですね!
ということで、Googleの遺言サービスをご紹介いたしました。
あまり考えたくはないですが、別れの時は必ず訪れるもの…。もしもの時に備えて、大切な人の為にも設定してみてはいかがでしょうか?