ども!kenjiです。
電話を掛けて相手が出た時に当たり前に言う「もしもし」ですが、一体なぜこのように言うようになったのか疑問ですよね。
そんな「もしもし」について「いつから使われるようになったのか」「なぜ”もしもし”なのか?」などの由来を調べると共に、海外ではこの「もしもし」は何と言われているのか調べてみました。
いままで当たり前に使っていた「もしもし」、実は奥深いことが分かりましたよ!
昔は「おいおい」だった?「もしもし」の由来
日本で電話が開通したのは明治23年。当時は電話交換手に相手の番号を伝えて、電話をつないでもらう方式となっていました。
まず電話をかける時には電話交換手に番号を伝えるわけですが、この時の一言目が「おいおい」だったそうです。最初は「もしもし」ではなく「おいおい」だったんですねw
さてこの「おいおい」からどうやって「もしもし」になったかというと、諸説あるんですが当時の電話交換手が主に女性だったことに由来するそうなんです。
当時、女性の電話交換手は”これから言いますよ”という意味で「申します申します」と言っていたそうで、この女言葉が繰り返し使われる内に縮まって「もしもし」となったとのこと。
まさか女性の話し言葉が語源だったとは意外ですよね。
さて、日本の「もしもし」が分かった所で、世界の国々では「もしもし」をどんな風に言うのかも調べてみました。
意外と共通している海外の「もしもし」
それでは早速見て行きましょう。
最初は「アメリカ」。これは聞いたことがある方もいらっしゃると思いますが、「ハロー」です。呼びかけとしてそのままってかんじですね。
続いてはお隣「韓国」では「ヨボセヨ」と言います。言葉の意味としては人を呼び止める時に使われる言葉で、”こちらを見て下さい”という意味のようですよ。
お次は「中国」。「もしもし」に当たる言葉は「ウェイ / ウェイウェイ?」になります。意味は「誰?」になるそうで、電話に出ていきなり誰?って唐突のような気もwww
それ以外の国はというと、面白い共通点が…
- タイ・・・ハ(ン)ロー
- フィリピン・・・ハロー
- インドネシア・・・ハロ
- ロシア・・・アロー、アリョー
- トルコ・・・アロー
- アラビア・・・アロー
- ポーランド・・・ハロー
- フランス・・・アロ
- ドイツ・・・ハロ(-)
- イタリア・・・プロント(準備ができたの意)
- スペイン・・・オラ、オイガ(挨拶に使う言葉と一緒)
- ブラジル・・・アロー
実はかなりの割合で英語の「ハロー」に近い言葉が「もしもし」として使われる結果となっているんです。
やはりアメリカで発明されて広まっていった電話だけに、一緒に英語のもしもしにあたる「ハロー」も一般的に使われるようになっていったのかもしれませんね。
それにしてもこれだけスマホが普及し、番号通知で名前も表示されるようになっても「もしもし」というのが変わらないのは面白いですね。
もっと電話の歴史を知りたくなったら「電話の歴史 ~発明にまつわるお話~」で分かりやすく解説されているので、ぜひ読んでみてください。