こんにちは、SHANです。
現在、欧米企業の事業が制限されているイラン国内で、本来あるはずのないApple Storeが急増中らしいんです!
販売されている商品は全て本物とのことですが、正規ルートで商品を輸入することができないイランのApple Storeでは一体どのようなビジネスが行われているのでしょうか。
商品は周辺国から密輸入
イランの中心地テヘランにある商業施設には、現在22店舗ものニセApple Storeが営業しているそうで、なんでも3年前から徐々に増え続けているんだそうです。
ニセApple Storeとはいえ、iPhone 6が8万6500円(16GBモデル)で売られているなど、新機種も取り揃えているようで、平均月収が4万円のイランで毎月130万円もの売上を出す店舗もあるんだとか!
正規ルートで商品を輸入することができないため、商品のほとんどは密輸品だそうで、中には旅行客に協力してもらって税関をうまくすり抜ける業者もいるらしく、国内経済に大きな損失を与えています。
現在、Apple Storeはアメリカをはじめ、日本、イギリス、カナダ、などの16カ国に430店舗以上が展開されているそうですが、展開されていない国がまだまだ多いという問題もありそうです。
イランにApple Storeが展開されない理由としては、核開発への制裁という政治的な理由からですが、外貨流出によって国内経済に大きな損失を与えてしまう「密輸」をストップさせるためにも、早めの平和的解決が望まれますね。