こんにちはkimiです。
個人情報満載なスマートフォン。中でも人気のあるiPhoneは、情報を集めたい組織からしても恰好のターゲットですが…。
この度アメリカの中央情報局「CIA」が、iPhoneやiPadユーザーの個人情報をなんとかして盗もうと模索していたことが明らかになりました。
エドワード・スノーデン氏が暴露した文書を元に報じた情報なのでどうやら信憑性はありそうですよ…。
開発者向けソフトを改変しようとした
アメリカやイギリスの情報機関がSIMカードの暗号鍵を盗み、数十億台もの携帯電話を監視しようとしたとお伝えしたばかりですが、朝日新聞が米ニュースサイト「インターセプト」発の情報として伝えたところによると、CIAがiPhoneやiPadユーザーのパスワードなど個人情報を盗む方法を模索していたとのことです。
情報元はあのエドワード・スノーデン氏による文書。
以前は「携帯電話」としか報じられていませんでしたが、ここにきてiOSデバイスも個人情報収集のターゲットになっていることがわかりました。
さらにAFPが伝えている情報と合わせると、初代iPhoneが発売される前となる2006年ごろからアップルの端末の暗号解読に取り組んでいたことがわかっています。
具体的な手法も紹介されており、それは開発者がアプリを作るために使うソフトをひそかに改変するというものでした。
“CIAによって改変されたソフトで作られたアプリ”をユーザーがApp Storeからダウンロードすることで、個人情報がCIAに送られるということになります。さすがCIAと言うべきか、やることが大掛かり…。
あくまで模索していたというだけで、実際にiPhoneのセキュリティがCIAによって破られたかどうかはわかっていません。
2015年に入ってからも、FaceTimeやiMessageに2ステップ認証を取り入れたりとセキュリティを強化していますが、今後もアップルにはセキュリティ対策をしっかりやって頂きたいものですね…。