Appleは先週、iOS 17.3をすべてのユーザーへ向けてリリースしましたが、iOS 17.2.1への署名を停止しました。
iOS 17.2.1への署名停止
AppleはiOS 17.2.1に署名することをやめました。
Appleは、ユーザーにオペレーティングシステムを最新の状態に保つよう促すために、新バージョンのリリース後、古いバージョンのソフトウェアアップデートへの署名を定期的に停止しています。
AppleがiOS 17.2.1へ署名停止したため、iOS 17.3へアップグレードしたユーザーはiOS 17.2.1へのダウングレードができなくなりました。
ただし、AppleがiOS16.7.5を提供しているため、iOS 17.3やiOS 17.2.1からiOS16.7.5へMacやPCを使ってダウングレードすることは可能です。
iOS 17.3の新機能・バグ修正・セキュリティアップデート
今回のiOS17.3アップデートは、新機能の追加、バグ修正、セキュリティパッチが含まれています。
新機能
Appleによると、iOS17.3には多くの新機能が追加されました。
盗難デバイスの保護
- “盗難デバイスの保護”で、特定の操作を実行するときにパスコードを使用せずにFace IDまたはTouch IDを要求することで、iPhoneとApple IDのセキュリティを強化
- セキュリティ遅延機能により、デバイスのパスコードやApple IDのパスワードの変更などの機密性の高い操作を実行する前に、Face IDまたはTouch ID、1時間の待機時間、さらに生体認証の合致を要求
ロック画面
黒人歴史月間を記念して黒人の歴史と文化をたたえる新しいユニティの壁紙
ミュージック
- 自分のプレイリストへの参加を友達に依頼して、全員が曲の追加、並べ替え、削除を共同作業で行うことが可能
- 共同作業のプレイリストで、トラックに絵文字のリアクションを追加可能
このアップデートには、以下の改善も含まれます:
- AirPlayのホテルでの対応により、特定のホテルの客室でテレビにコンテンツを直接ストリーミング可能
- “設定”の“AppleCareと保証”に、自分のApple IDでサインインしているすべてのデバイスの保証範囲を表示
バグ修正
Appleによると、iOS17.3にはバグ修正が含まれています。
- 衝突事故検出の最適化(iPhone 14およびiPhone 15のすべての機種)
セキュリティアップデート
iOS 17.3では、15個のセキュリティアップデートが行われました。
Appleによると、これらの脆弱性の内1つは積極的に悪用されたとの報告があり、早めのアップデートが推奨されています。
関連記事:iOS17.3の新機能をチェック!不具合やアップデートの感想は?
iOS 17.3は、「設定」 > 「一般」 > 「ソフトウェアアップデート」に移動して、無線でダウンロードできます。
修正後の不具合やアップデートの感想については、後ほど追加記事を掲載します。