Bluetoothは、多数のセキュリティ機能を備えた安全な無線通信形式であるとされていますが、2014年以降の規格で、セキュリティ上の欠陥が見つかり、話題になっています。
2014年以降のBluetoothでセキュリティ上の欠陥発見
Bleeping Computerは、2014年以降のBluetoothでセキュリティ上の欠陥が発見されたことをレポート。
Bleeping Computerによると、研究機関Eurecomのチームは、「BLUFFS」(Bluetooth Forward and Future Secrecy)と呼ばれるBluetoothテクノロジーでセキュリティ上の欠陥を発見しました。
これらの欠陥はBluetoothワイヤレスプロトコルに見られ、iPhoneなどの数十億台のすべてのデバイスに影響を与える可能性があります。
BLUFFSは、2014年12月にリリースされた Bluetoothバージョン4.2から、2023年2月にリリースされたバージョン5.4まで影響します。
レポート によると、Bluetoothバージョン4.2~5.2を使用するデバイスは、6 種類の攻撃のうち少なくとも3種類に対して脆弱であることがテストで判明しているとのことです。
攻撃により、Bluetooth通信のプライバシーを侵害し、データを復号または改ざんし、接続乗っ取りの可能性があります。
Bluetoothの欠陥に対しユーザーができることは、Bluetoothヘッドフォンの使用時にアクティブ化し、その後再び非アクティブ化するなど、必要なとき以外はBluetoothをオフにしておくことが推奨されています。