Appleは、来年2024年9月にiPhone16シリーズを発売すると予想されていますが、iPhone15の製造コストが最高値を更新したことから、値上げが予想されています。
製造コスト高騰によりiPhone16は値上げ?
以前、日本経済新聞は、iPhone 15、iPhone 15 Plus、iPhone 15 Pro、iPhone 15 Pro Maxを分解して製造コストを分析し過去最高値を更新したことを伝えました。
NIKKEI Asiaは、iPhone 15 Pro Maxの製造コストを詳細に分析。
NIKKEI Asiaによると、ストレージが256GBのiPhone15 Pro Maxの原価は558ドルで、原価率は47%とのことで、iPhone14 Pro Maxの原価よりも約12%高いとのことです。
具体的には、iPhone 15 Pro Maxの望遠カメラの価格は30ドルで、iPhone 14 Pro Maxと比べて380%値上がり、チタンフレームの価格は50ドルで、iPhone 14 Pro Maxのステンレススチールフレームに比べ43%。A17 Proチップの価格は130ドルで、A16 Bionicチップより27%高くなったとのことです。
他のモデルでは、iPhone15 Proの原価は523ドルで、iPhone14 Proよりも8%、iPhone15 Plusの原価は442ドルで、iPhone 14 Plusよりも約10%、iPhone15の原価は423ドルで、iPhone14よりも約16%増加しました。
主要部品の製造シェアは、米国が33%、日本10%でした。
Appleが増加したコストを消費者に転嫁することを控え続ければ、収益が打撃を受けることになるため、フォーマルハウトの樫尾最高経営責任者(CEO)は、Appleが来年、iPhone16 Pro Max以外のモデルで価格引き上げを試みる可能性があると予想しています。