本日AppleはすべてのユーザーにiOS 17.0.3とiPadOS 17.03をリリースし、セキュリティアップデートを提供しました。
提供されたセキュリティパッチの中には、積極的に悪用された可能性があるものもあり、早めのアップデートが推奨されています。
iOS 17.0.3とiPadOS 17.03へのアップデート推奨
日本のセキュリティアップデートに関するサポートドキュメントにはまだ情報は掲載されていませんが、米国のセキュリティアップデートのサポートドキュメントには、iOS 17.0.3とiPadOS 17.03でセキュリティパッチが提供されたことの記載があります。
iOS 17.0.3、iPadOS 17.03
iOS 17.0.3、iPadOS 17.03で提供されたセキュリティ修正は、以下の通りです。
- Kernel:ローカルの攻撃者が自分の権限を昇格できる可能性があるバグを修正。
- WebRTC:バッファオーバーフローにより、任意のコードが実行される可能性があるバグを修正
Appleによると、Kernelのバグは、iOS 16.6より前のバージョンのiOSに対して積極的に悪用された可能性があるという報告を認識しているとのことで、早めのアップデートが推奨されています。