今年5月、OpenAIのiOS版ChatGPTアプリが日本でも利用可能になりましたが、6月のダウンロード数が大幅に減少したとレポートがありました。
ChatGPTアプリのダウンロード数減少
CNBCは、ChatGPTアプリのダウンロード数が大幅に減少したことをレポート。
CNBCによると、バンク・オブ・アメリカ証券のアナリストのジャスティン・ポスト氏は、Sensor Towerのデータを引用し、ChatGPTとMicrosoft Bingのアプリダウンロードがここ数週間減速していることを発見したとのことです。
米国におけるiPhoneでのChatGPTのダウンロード数は6月に前月比38%減少し、ChatGPTベースのチャットボットを含むBingアプリのダウンロード数も6月に38%減少しました。
ChatGPTにより、Google検索が減るのではないかと予想されていましたが、SimilarWebのデータでは、Googleの検索エンジン市場シェアは前年比わずかに上昇し92%以上となり、OpenAIのChatGPT技術を利用するMicrosoftのBingは、年間ベースで40ベーシスポイント下落し、市場シェアは約2.8%となったとのことです。
バンク・オブ・アメリカのアナリストらは、ChatGPTへの訪問者数は月次ベースで約11%減少し、週あたり5100万人強となったが、これはGoogleの推定ウェブトラフィックの約2%にすぎないと推定しているとのことです。
OpenAIのiOS版ChatGPTアプリの5月のリリースから、1か月以上がたち、ユーザーの関心が薄れた可能性があります。