Appleは、WWDC2023でオペレーティングシステムを発表し、現在は開発者向けベータ1がリリースされていますが、iOS17ではプライバシー保護のため、Safari、メッセージ、メールに新機能が追加されました。
iOS17 Safari、メッセージ、メールのURLから追跡パラメータを自動的に削除
AppleはWWDC2023の基調講演で、iOS17を紹介しましたが、言及したこと以外にも、開発者向けビデオなどで、システム全体に隠された新機能がいくつか発見されています。
MacRumorsによると、Appleは、iOS17、iPadOS17、macOS14 SonomaのSafariに、Webサイト間のトラッキングを防ぐために、プライベートブラウズモード中にURLからトラッキングパラメーターを自動的に削除する新機能を搭載。
具体的には、Safariで閲覧しているときや、リンクのコピーの中にトラッキングパラメータが検出されると、URLの追跡パラメータが削除されます。
そのため、リンクは引き続き期待どおりに機能しウェブサイトを閲覧できますが、識別子がなくなるので、トラッキングが防止されます。
Appleは、新機能を「高度な追跡およびフィンガープリント保護(Advanced Tracking and Fingerprinting Protection)」と呼んでおり、メッセージアプリとメールアプリで共有されているリンクにも機能します。
新機能「高度な追跡およびフィンガープリント保護(Advanced Tracking and Fingerprinting Protection)」は、「設定」アプリの「Safari」の「詳細設定」から設定が可能です。
iOS17はiPhone XS以降でサポートされます。
iOS17開発者ベータ版は、Apple IDを登録したすべてのユーザーが無料で利用可能ですが、バグなどの影響でiPhoneが使用できなくなる可能性があるのでサブ機で利用するか、秋に正式にリリースされてから利用することをおすすめします。