Appleは、WWDC2023で新しいオペレーティングシステムを発表し、現在、macOS14 Sonoma開発者ベータ1がリリースされていますが、一部のメールアプリが動作せず利用できなくなったとのことです。
macOS14従来のメールプラグインのサポート終了で一部のアプリ利用できず
AppleはmacOS13まで、メールプラグイン(メール機能拡張)をサポートしていました。
具体的には、Macのメール用アプリで、メール作成機能拡張、アクション機能拡張、コンテンツブロッカー機能拡張、セキュリティ機能拡張などが行われていました。
Appleは、macOS14 Sonomaで新たにMailKit APIを使用してメール拡張機能を作成する新しい方法を導入しました。
9to5Macによると、Appleは、MailKit APIを導入すると同時に、従来のメールプラグイン(メール機能拡張)のサポートを終了したため、一部のサードパーティ製メール用アプリが利用できなくなったとのことです。
PSA: Confirmed in WWDC labs that legacy Mail plug-ins are NOT supported on macOS Sonoma. MailKit-based extensions are the only supported method going forward.
AltServer's Mail plug-in will no longer work once you update, but we're working on a new method we hope to release soon.
— AltStore.io (@altstoreio) June 14, 2023
従来のメールプラグインで開発されたアプリAltStoreの開発者は、Twitterで、以下のように述べています。
PSA: WWDCラボでは、従来のメールプラグインがmacOS Sonomaではサポートされていないことが確認されました。今後サポートされる方法は、MailKitベースの拡張機能のみです。AltServerのメールプラグインは更新すると機能しなくなりますが、新しい方法に取り組んでおり、近日中にリリースできる予定です。
macOS14 Sonomaにアップデートすると、従来のメールプラグインにより開発されているMacのメール用アプリは機能しなくなるので、メール用アプリがMailKit APIに対応するまで、アップデートを待つ必要があります。
macOS14 Sonoma開発者ベータ1は、Apple IDを登録したユーザーは無料で利用可能ですが、バグが原因で動かなくなる可能性があるので、サブ機で利用するなど注意が必要です。