Appleは先週WWDC2023でiOS17を発表し、現在開発者ベータ1がリリースされていますが、iOS17では、ヘルスケアアプリにメンタルヘルス機能が搭載されました。
iOS17ヘルスケアアプリにメンタルヘルス機能搭載
Appleによると、iOS17のヘルスケアアプリには、自分の感情や気分を長期的に追跡できる新しいメンタルヘルス機能が導入されたとのことです。
iOS17のヘルスケアアプリのメンタルヘルス機能は、、毎日のメンタル状況を簡単に記録できるようになっており、「とても不快」から「とても楽しい」までの範囲の気分や感情をスライドで選択するオプションがあります。
スライドで選択後、そのときの気分を表すのにピッタリな感情を表現する言葉、たとえば「怒っている」、「ストレスを感じている」などを選択できます。
そして、一番の原因は何かについて、仕事、パートナー、趣味、お金、健康、家族など、自分の感情の理由を選択できます。
気分の記録には数秒しかかからず、毎日記録をつけることで、ヘルスケアアプリは時間の経過とともにメンタルヘルスに関するデータを集計します。
MacRumorsによると、気分や感情の記録は、 watchOS 10を実行しているApple Watchでも、Appleのマインドフルネスアプリでも可能とのことです。
Apple Watchでマインドフルネスアプリを開くと、新機能の「心の状態を記録する」オプションが表示されます。
Appleによると、気分や感情の記録をワークアウトや睡眠などのアクティビティにリンクして、何が影響を及ぼしているかを確認できるようにする計画で、不安やうつ病のリスクを確認できるように、標準化されたメンタルヘルス評価を提供する予定とのことです。
iOS17開発者ベータ版は、Apple IDを登録したすべてのユーザーが無料で利用可能ですが、バグなどの影響でiPhoneが使用できなくなる可能性があるのでサブ機で利用するか、秋に正式にリリースされてから利用することをおすすめします。