Appleは地政学的なリスクを避けるため、サプライチェーンの一部を中国国外に移す計画を急いでいると伝えられています。
iPhoneのアセンブラー最大手のFoxconnが、インドで5億ドルの工場建設に着手したことを、地元当局の担当大臣がツイートし、話題になっています。
iPhone最大手アセンブラーFoxconnがインドで5億ドルの工場建設開始
今年3月、世界最大の契約電子機器メーカーであり、全iPhoneの約70%のアセンブラーであるFoxconnが、初めてAirPodsの製造を受注し、インドに工場を建設する計画があることがレポートされました。
Foxconnは、利益率が比較的低いため、AirPodsを組み立てるかどうかについて何ヶ月も社内で議論しましたが、最終的にはAppleとの関係を強化するために取引を進めることにしたと伝えられています。
Demonstrating the “Telangana Speed”, I am happy to announce the groundbreaking of first of Foxconn’s plants in Telangana at Kongar Kalaan today
With an investment of over $500M it shall create 25,000 direct jobs in first Phase #Telangana #Foxconn pic.twitter.com/PHThJWxsfT
— KTR (@KTRBRS) May 15, 2023
Apple Insiderによると、インドのテランガーナ州IT大臣KTラマ・ラオ氏は、Twitterで、コンガル・カラーンのテランガーナにあるFoxconnの工場の起工式を発表。
以前、Foxconnは南インドのテランガーナ州のAirPods工場に2億ドル以上を投資し、建設は今年後半に開始され、早ければ2024年末までに生産が開始される予定だと伝えられていましたが、KTラマ・ラオ氏によると、Foxconnの工場のへの投資額は5億ドル以上で、第一段階で25,000人の直接雇用が創出される予定とのことです。
Appleの記事で著名なブルームバーグのマーク・ガーマン氏は、以前記事で、Appleは、初めて発売と同時にインドから標準モデルのiPhone15を出荷する予定で、中国から離れたサプライチェーンの多様化を徐々に進めていると伝えています。