質問をすると会話形式の自然な文章で回答してくれる対話型AIチャットボットのChatGPTが話題ですが、GoogleのチャットAI「Bard」がいよいよ日本語対応したとのことで、話題になっています。
実際に、東京の小学生の20年後の仕事を聞いてみました。
「Bard」に東京の小学生の20年後の仕事を聞いてみた
Googleは、Bardを米国と英国で2か月弱のあいだ試験運用していましたが、本日、「Bardが日本語に対応」したことを発表。
Bardは、Googleの大規模言語モデル(LLM:Large Language Model )のPaLM2を利用し、言語のパターンを学習し、質問をすると会話形式の自然な文章で回答してくれます。
Googleは、以下のように警告しています。
LLMは現実世界の偏見や固定観念を反映した幅広い情報から学習するため、回答にそれらが反映されることもあります。また、不正確、誤解を招く、または間違った情報を提供することもあります。
Bardの使い方は簡単で、https://bard.google.com/にアクセスし、質問したい内容を「ここにメッセージを入力してください」と書いてあるところに入力すると、数秒程度で回答してくれます。
試しに「今東京に住んでいる小学生が、20年後に働いている可能性のある仕事を10個教えて」と質問してみたところ、以下のような回答を得ました。
はい。東京に住む小学生が、20年後に働いている可能性のある10の仕事をご紹介します。
- バーチャルアシスタント:バーチャルアシスタントは、人工知能を使用して顧客のニーズを支援するテクノロジープロフェッショナルです。
- ロボット工学者:ロボット工学者は、ロボットやその他の自動機械を設計、開発、および保守するエンジニアです。
- クリエイティブテクノロジーデザイナー:クリエイティブテクノロジーデザイナーは、ユーザーエクスペリエンスやユーザーインターフェースを向上させるために、デザイン思考とテクノロジーを使用して問題を解決するデザイナーです。
- データサイエンティスト :データサイエンティストは、大規模なデータセットを分析し、ビジネス上の洞察を得る専門家です。
- 環境科学者:環境科学者は、地球の環境を保護し、持続可能にする方法を開発する科学者です。
- 教育テクノロジースペシャリスト:教育テクノロジースペシャリストは、教育者や学生がテクノロジーを使用して効果的に学習できるように支援する専門家です。
- ヘルスケアテクノロジースペシャリスト:ヘルスケアテクノロジースペシャリストは、ヘルスケア提供者がテクノロジーを使用して患者ケアを向上させるのを支援する専門家です。
- 都市計画家 :都市計画家は、都市や地域を計画し、設計する専門家です。
- 災害リスク管理者:災害リスク管理者は、自然災害による損害を軽減するために取り組む専門家です。
- 再生可能エネルギーエンジニア:再生可能エネルギーエンジニアは、風力、太陽光、水力などの再生可能エネルギー源から電気を生成するエンジニアです。
これらは、20年後に東京に住む小学生が働いている可能性のある多くの仕事のほんの一部です。テクノロジーが進歩し、新しい仕事の機会が生まれ続けるにつれて、未来の職場は大きく変わるでしょう。
Bardは、東京の小学生の20年後の職業が、最先端IT系の仕事が中心になるとの回答をたった数秒で出してくれました。
驚きなのは、回答案を複数出してくれて、他の回答案が欲しい時は「回答案を再生成」を押すと新たな回答を数秒で複数答えてくれるところです。
Googleは、「Bardは、私たちの生産性を高め、アイデアを加速させ、好奇心を刺激するすばらしいパートナーとなる」ことをめざしていると伝えています。