Appleは今年2023年9月にiPhone15シリーズを発売すると予想されていますが、iPhone15 Proで噂されていたソリッドステートボタンがキャンセルされたことが確認されたとのことで、話題になっています。
iPhone 15 Proのソリッドステートボタンのキャンセルをサプライヤーが確認
Appleの著名なアナリストのミンチー・クオ氏は、2022年10月に、iPhone15 Proの2モデルは、ソリッドステートボタンが搭載され、触覚フィードバックでユーザーにボタンを押している感覚を提供するために、内部の左側と右側に振動するTaptic Engineが追加され、現在1つだけ搭載されているTaptic Engineが3つに増加すると伝えていました。
しかし、クオ氏は先月、最新の調査に基づき、大量生産前の未解決の技術的問題により、ハイエンドの iPhone15 Proモデル (ProとPro Max) の両方が、注目されていたソリッドステートボタンのデザインを放棄し、従来の物理的なボタンのデザインに戻ることをレポート。
実際に、クオ氏のレポートが正確であるかについてサプライヤーにより確認されたもようです。
MacRumorsによると、AppleのサプライヤーであるCirrus Logicは、iPhone 15 Proモデルにソリッドステートボタンが搭載されなくなることを、株主向け書簡で確認したとのことです。
Cirrus Logicは書簡の中で、「私たちが議論したHPMSの機会の中で、以前の株主向けの手紙で今秋の導入が予定されていると述べた新製品は、計画どおりに市場に投入されるとは予想されていません」と伝えています。
HPMSは、iPhoneのTaptic Engine用の触覚ドライバーを含む、Cirrus Logicの高性能混合信号チップのことです。
バークレイズのアナリストのBlayne Curtis氏とTom O’Malley氏は、Cirrus Logicの前述のコメントはソリッドステートボタンに言及している可能性が高く、iPhone 15 Proモデルにソリッドステートボタンが搭載されなくなることを確認したと考えています。
Appleのアナリストであるジェフ・プー氏は、ソリッドステートボタンは来年発売されるiPhone 16 Proモデルから搭載されると予想しています。