先月AppleはiOS16.4.1とiPadOS16.4.1をリリースしましたが、Siriのバグによりカレンダーアプリで31日に予定を入力できない不具合が発生していることが発見され、話題になっています。
iOS16.4.1とiPadOS16.4.1でSiriでカレンダーアプリの31日の予定を入力できない不具合
Apple Insiderによると、ラジオの生放送中にリスナーからの相談で、iOS16.4.1とiPadOS16.4.1のSiriのバグのせいで、カレンダーアプリの31日の予定を音声入力できない不具合が発見されたとのことです。
ビクトリアBC州のCFAX1070ラジオの司会者アラン・ペリー氏が、リスナーから電話相談を受けるライブ番組「Tech Talk」中、目の見えない視覚障害者の女性ゲイルさんから電話相談を受けました。
ゲイルさんは、Siriを使用して、31日ある月の31日にイベントを設定すると、Siriは自動的にイベントを30日に設定し、音声で修正できないと悩みを相談。
Siriがイベントを間違った日に設定したときに、後で手動で修正すればよいように思えますが、視覚障害者には不可能です。
ペリー氏は、31日にカレンダーアプリでイベントを作成する際に曜日を含めるなど、さまざまな回避策を試みましたが、成功しませんでした。
番組終了後、ペリー氏はAppleサポートに電話し、問題を報告。
Appleの担当者は、他のデバイスでこの問題を自分でテストし、iOS16.4.1とiPadOS16.4.1に限定されている不具合であることを確認しました。
「Appleサポートの担当者は、重大なバグを発見したことに非常に感銘を受けました」と、ペリー氏。
「Appleサポートの担当者は最初はオペレーターのミスだと思っていましたが、私がiPhoneとiPadの両方でそれを複製し、別の月や別の年を試してみたところ、Siriに5月31日の予定を尋ねたところ、Siriは5月30日を教えてくれと言い張った」ので、Siriのバグではないかと気づいたとのことです。
iOS16.4.1とiPadOS16.4.1では、カレンダーアプリの31日に入力されたイベントを読み上げるように求められた場合でも、Siriは30日にリストされているイベントを読み上げます。
Siriのバグによる不具合は、iOS16.4.1とiPadOS16.4.1に限定されており、macOSなどでは確認されていないとのことです。
本日Appleは、iOS16.5とiPadOS16.5ベータ4を開発者へリリースしましたが、最新のベータ版ではバグ修正が行われており、Siriでカレンダーの31日の予定を入力できない不具合は発生していないようだとのことです。
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