Appleは地政学的リスクの影響を小さくするため、現在中国で製造されているiPhone、MacBookなどのデバイスの生産の一部を、アジアの他の国や世界中に移管する計画と噂されています。
Appleが最近、iPhone14の製造をブラジルで開始したのではないかとレポートがあり、話題になっています。
iPhone14ブラジルで製造開始
iPhoneを含むApple製品の生産の大部分は依然として中国が占めていますが、Appleは、サプライチェーンの多様化を進めています。
ブラジルのApple系メディアのMacMagazineによると、読者から、購入したiPhone14がブラジル製であると報告があったとのことです。
iPhone14の部品番号は「BR/A」で終わり、ブラジルで組み立てられたことを示しており、報告した読者は、サンパウロにあるFoxconn Brazilによって「ブラジルで組み立てられた」というボックスを見て驚いたと伝えています。
「BR/A」識別子を持つiPhone14 ProモデルまたはiPhone14 Plusは見つけることができなかったため、これまでのところ、標準モデルのiPhone14だけがブラジルで組み立てられているようだとのことです。
昨年2022年11月、Appleは、Foxconnの鄭州にある世界最大のiPhone組立工場で新型コロナ(COVID-19)が発生し、iPhone14 ProとiPhone14 ProMaxの出荷について警告を発表するなど、中国でのiPhoneの生産が何度も混乱しました。
その後、Appleが、生産の一部を中国国外へ移す計画を加速させていることがレポートされました。
Appleの記事で著名なブルームバーグのマーク・ガーマン氏は、Appleが、初めて発売と同時にインドから標準モデルのiPhone15を出荷する予定で、Appleが中国から離れたサプライチェーンの多様化を徐々に進めているとレポートしています。