Appleのデバイスやアクセサリは人気があり、偽造品販売が続いています。
米国でAirPodsとApple Watch偽造品が大量に押収され、10代の若者の間では、TikTokで偽物販売詐欺の副業についての情報が流行しているとのことで、話題になっています。
米国ではTikTokでAirPodsの偽物販売詐欺の副業が流行
NBCワシントンによると、米国税関国境警備局は3月15日にバージニア州フェアファックス郡のダレスにある住所に中国から送られた4つの貨物を検査したとのことです。
貨物には1,000個のAppleのAirPods Proと50個のApple Watchが含まれていましたが、偽造品の疑いがあり、専門家の鑑定の結果、偽物であると判明しました。
本物であれば、小売価格は約29万ドルになるとのことです。
偽造AirPodsは過去数年間続いており、Appleは、昨年iOS16に、ユーザーが偽造AirPodsをiPhoneやiPadとペアリングしようとすると警告を発する機能を追加しましたが、偽のAirPodsの一部は、iOS16の警告を回避することができると伝えられています。
9to5Macによると、米国では、10代の若者の中で、TikTokでAirPodsの偽物販売詐欺の副業をすすめる動画が流行しているとのことです。
TikTokでは、ティーンエイジャーに向けて、郵便局に荷物を預けるだけで週に数百ドルを稼ぐことができると、儲かる副業として偽物のAirPodsをドロップシッピングすることをすすめる動画が多数発見されています。
TikTokには副業としてお金を稼ぐ方法を推奨する詐欺師がたくさんいて、最近ではAirPodsの販売がこれらの動画の大部分を占めており、10代の若者たちは、どこでAirPodsの販売者に登録できるかや副業コースを販売しています。
具体的な副業詐欺のメソッドは、中国のアリババなどのサイトから AirPodsの偽物を購入し、eBayなどで本物として販売する手法です。
AirPodsのレプリカは外観は本物と変わらず、ほぼ完全な機能を備えたレプリカH1チップを搭載し、本物のAirPodsのシリアル番号をレプリカの背面に印刷しているため、専門家でも見分けがつきにくいとのことです。
日本では、副業で偽物のAirPodsを販売する方法がTikTokで流行ってはいないようですが、偽物を買わされないために、9to5Macは、eBay、Facebook Marketplace、メルカリなどでAirPodsを購入することを避けるように勧めています。