iPhone14シリーズには衛星経由の緊急SOS機能が搭載され11月からサービスが開始されましたが、たびたび人命救助に利用されています。
米国では、峡谷で立ち往生していた3人の学生が救助されたとのことです。
iPhone14衛星経由の緊急SOS機能で峡谷で立ち往生していた3人の学生救助
iPhone14に搭載された衛星経由の緊急SOS機能は、電波が届かない場所で緊急事態が発生したときに、圧縮されたテキストメッセージを衛星に直接送信でき、所在地を管轄する行政のコールセンターにメッセージを届ける機能です。
Apple Insiderによると、ユタ州の地元メディア2KUTVは、ブリガム・ヤング大学の3人の学生は、卒業前に、峡谷やその他の地層で満たされたサン・ラファエル・スウェルレクリエーションエリアへ調査旅行に出かけました。
I just spoke with the canyoneering group who got stranded in 'the squeeze' in Emery County this weekend.
They were hypothermic. They had the right gear and training… they just got in a tough spot.
Hear from them on @KUTV2News at 6. https://t.co/ILK4jICvCP pic.twitter.com/ISPGBaxBQe
— 𝐁𝐫𝐢𝐚𝐧 𝐒𝐜𝐡𝐧𝐞𝐞 (@brian_schnee) April 18, 2023
学生たちはハイキングに十分な準備をしていましたが、想定を超える事態に遭遇しました。
「ユタ州の非常に雨の多い冬が峡谷をいくらか変化させ、その結果、私たちが準備していたよりもはるかに困難なシナリオに」なり、大きな水たまりに出会い立ち往生してしまいました。
立ち往生した3人の学生の内、ジェレミー・マンフォードさんは、「私は低体温ショックに陥り、パニックに陥り、身動きが取れなくなり始めました」と語ります。
3人が立ち往生した場所は約500フィートの深さの切り立った岩壁であり、従来のセルラー接続はありませんでした。
3人はiPhone14の衛星経由の緊急SOSで、救助隊員と連絡を取ることにしました。
「峡谷は約500フィートの深さの切り立った岩壁でしたが、約20分ごとに、私たちが峡谷にいる場所に衛星が一列に並び、電話をかざすことで、エメリー郡に911をテキストで送信できる信号を受け取ることができました」と、マンフォードさん。
エメリー郡保安官捜索救助チームがヘリコプターで向い、3人は無事救助されたとのことです。
Twitterでは、3人の学生のインタビュー動画が公開されています。