GoogleはiOS版とAndroid版のGoogle Authenticatorアプリを更新し、ワンタイムパスワードをGoogleアカウントにバックアップする機能を追加したことを発表しました。
iOS版Google AuthenticatorがGoogleアカウントと同期開始
Google Authenticatorは、2要素認証用のコードを生成して保存できるiOSとAndroidのアプリで、オンライン上のアカウントにセキュリティ保護を追加できます。
2010年のGoogle Authenticatorアプリのリリース以来、iPhoneなどのデバイスにワンタイムパスワードを保存するだけだったため、デバイスを紛失した場合、ユーザーはGoogle Authenticatorを使用して2FAをセットアップしたサービスにサインインできなくなるという問題がありました。
Googleは、本日ブログ記事で、iOS版とAndroid版のGoogle Authenticatorアプリが、Googleアカウントとの同期を開始したことを発表。
Googleによると、Google Authenticatorアプリに、ワンタイムパスワードをGoogleアカウントに安全にバックアップし保存する機能が追加され、ユーザーがAuthenticatorを使用して2FAをセットアップしたサービスからロックアウトされることがなくなり、利便性が高まったとのことです。
Googleアカウントがない場合には、ワンタイムパスワードをGoogleアカウントにバックアップする機能は提供されませんが、Google Authenticatorアプリは、iOSとiPadOS13以降を実行しているiPhoneとiPadで利用が可能です。