スマートフォン中毒について心配する記事や、数年前には、「スマホ中毒」の若者の数が4人1人の割合にまでのぼるとの調査結果がありましたが、国別のスクリーンタイム時間の調査結果が発表され、話題になっています。
国別スクリーンタイム調査結果から日本はスマートフォン中毒が少ない可能性?
エレクトロニクス情報メディアElectronics Hubは、45の先進国で、スマートフォンとパソコンでのスクリーンタイムの時間について調査。
Electronics Hubの調査によると、世界の人々は1日の起きている時間の約40% (6時間37分) をコンピューターまたはモバイルデバイスで使用しているとのことです。
Electronics Hubによると、スマートフォンの画面をもっともよく見ている、スクリーンタイムが長い上位20カ国は、以下の通りです。
- フィリピン
- ブラジル
- 南アフリカ
- タイ
- アルゼンチン
- インドネシア
- チリ
- コロンビア
- メキシコ
- トルコ
- マレーシア
- アラブ首長国連邦
- ルーマニア
- サウジアラビア
- 台湾
- インド
- ポルトガル
- ロシア
- イスラエル
- アメリカ合衆国
1位のフィリピンは、起きている時間の内32.53%をスマートフォンの画面を見ることに費やしており、20位のアメリカ合衆国では、21.14%でした。
日本はスマートフォンのスクリーンタイムが長い国の上位20カ国に入っておらず、スマホ中毒の人は少ない可能性があります。
また、Electronics Hubによると、パソコンの画面をもっともよく見ている、スクリーンタイムが長い国は南アフリカで、起きている時間の26.69%を費やしていました。
スマートフォンとパソコンの両方を合わせたスクリーンタイムの長い国と、起きている時間に費やす時間の割合は、以下の通りです。
- 南アフリカ 58.21%
- ブラジル 56.61%
- フィリピン 54.44%
- アルゼンチン 53.80%
- コロンビア 53.20%
- チリ 51.59%
- メキシコ 48.60%
- タイ 48.56%
- ロシア 48.01%
- マレーシア 47.34%
Electronics Hubによると、日本の住民は世界で最もスクリーンタイム率が低く、ユーザーは自分のデバイスを見るために1日の起きている時間の21.7%しか費やしていないとのことです。
Electronics Hubは、日本のスクリーンタイムが短いことと、日本の比較的低いソーシャルメディア普及率 (65%) は、人口の高齢化に起因する可能性があると指摘しています。