昨年2022年11月、EUは新しい法律デジタル市場法 (DMA)を施行しましたが、Appleは規制に対応して、iPhoneとiPadでサードパーティのアプリストアを許可するプロジェクトに取り組んでいると伝えられています。
Appleは、6月のWWDC2023で発表するiOS17でサイドローディングを開始するのではないかと、ジャーナリストからレポートがあり、話題になっています。
iOS17 アプリのサイドローディング開始?
EUのデジタル市場法 (DMA)は、AppleのApp Store以外で配布されたアプリのインストールを許可することを義務付けており、サードパーティのアプリストア、Webサイトからのアプリの直接ダウンロードなどが含まれています。
Appleの記事で著名なブルームバーグのマーク・ガーマン氏は、最新のPower Onニュースレターで、Appleが6月のWWDC2023で発表するオペレーティングシステムについてレポート。
ガーマン氏は、Appleは来年2024年までに新しいヨーロッパの規制に準拠するために、iPhoneをアプリのサイドローディングに開放する予定で、「iOS17はWWDC自体を超えた騒ぎを発生させ」るだろうと伝えています。
Appleは、アプリがサードパーティのアプリストアなどで配布される場合でも、iPhoneとiPadでアプリを実行するためにAppleによる検証を必要とする厳格なセキュリティ対策を検討していると伝えられています。
iOS17のアップデートとして提供されるとしても、アプリのサイドローディングは、現時点ではEU法が適用されるヨーロッパでのみ有効になると予想されており、日本を含め他の国で有効になるかは不透明な状況です。
ガーマン氏は、iOS17とiPadOS17は、主要な新機能を提供する可能性は低いが、ユーザーの要求のチェックリストを、より小さな改善で満たすものになると伝えていますが、具体的にどのような改善がされるのかはまだレポートがありません。