Appleは今年2023年9月にiPhone15シリーズを発売すると予想されていますが、発売に近づくにつれリーク情報などが増えてきます。
サプライチェーンサイドから、iPhone15シリーズに搭載されるディスプレイパネルに使用される技術がレポートされ、話題になっています。
iPhone15のディスプレイは4モデルすべてでiPhone14 ProのM12を使用
Appleは、2017年発売のiPhone Xと、2018年に発売したiPhone XSなどには独自のディスプレイ技術を使用していましたが、2019年からはSamsung Galaxyと同じMシリーズを使用しています。
韓国のサプライチェーンサイドの情報メディアThe Elecは、iPhone15シリーズに搭載されるディスプレイパネルに使用される技術についてレポート。
The Elecによると、iPhone15シリーズでは、4モデルすべてで、Samsung Display のSamsungの折りたたみ式スマートフォンでも使用したM12と呼ばれる、ディスプレイ技術を使用する予定です。
M12は、iPhone14 ProとiPhone14 ProMaxで使用されていますが、iPhone14とiPhone14 Plusでは一世代前の技術であるM11マテリアルセットが使用されています。
iPhone15シリーズ4モデルすべてでM12を使用しますが、基盤となるテクノロジーは異なるとのことです。
非Proモデルは、技術的難易度の低い技術である低温多結晶シリコン(LTPS)薄膜トランジスタ(TFT)を使用し、Proモデルでは、低温多結晶酸化物 (LTPO) TFTを使用します。
SamsungDisplayはiPhone15のすべてのモデルのディスプレイサプライヤーで、LGはProモデルだけのディスプレイサプライヤーです。
BOEは非Proモデルのディスプレイサプライヤーですが、生産上の問題により大量生産時期が遅れ、Samsung Displayはそれを補うために早期にディスプレイパネルの生産を開始したと伝えられています。
Samsung Displayは、Apple専用の新技術であるM14にも取り組んでおり、2024年にiPhone16で使用される予定とのことです。