iOS15.7.4を公開してから約2週間、Appleは本日iPhoneとiPadユーザー向けのiOS15.7.5とiPadOS15.7.5でセキュリティアップデートをリリースしました。
iOS15.7.5とiPadOS15.7.5はiOS16とiPadOS16にアップグレードできないユーザーを対象としています。
iOS15.7.5とiPadOS15.7.5
Appleによると、iOS15.7.5とiPadOS15.7.5アップデートには重要なセキュリティ修正が含まれますが、新機能の追加はありません。
このアップデートには重要なセキュリティ修正が含まれ、すべてのユーザに推奨されます。
iOS15.7.5とiPadOS15.7.5のセキュリティアップデートの内容
AppleのiOS15.7.5とiPadOS15.7.5の日本版サポートページはまだ公開されていませんが、米国で公開されたサポートページでは、以下の2個のセキュリティ修正が行われ、2つとも積極的に悪用された可能性があることをAppleは確認しています。
- IOSurfaceAccelerator:アプリがカーネル権限で任意のコードを実行できる可能性があるバグ修正(Appleは積極的に悪用された可能性があるという報告を認識)
- WebKit:悪意を持って作成されたWebコンテンツを処理すると任意のコードが実行される可能性があるバグ修正(Appleは積極的に悪用された可能性があるという報告を認識)
iOS16にアップデートできないiPhone 6sやiPhone7などのデバイスは、iOS15.7.5で最新のセキュリティパッチを取得できます。
AppleはiOS14で同様のセキュリティアップデートを行いましたが、数か月後に削除されたため、iOS15のアップデートがいつまで続くのかは不明です。