AppleはiOS16.4を11日前に、iOS16.4.1を本日、すべてのユーザーへ向けてリリースしましたが、先程iOS16.3.1への署名を停止しました。
iOS16.3.1への署名停止
AppleはiOS16.3.1に署名することをやめました。
TwitterユーザーのAaron氏は、AppleがiOS16.3.1に署名停止したことを発見し、情報を共有。
Today apple unsigned:
iOS 16.3.1
iPadOS 16.3.1
tvOS 16.3.2
audioOS 16.3.2— Aaron (@aaronp613) April 8, 2023
Appleは、ユーザーにオペレーティングシステムを最新の状態に保つよう促すために、新バージョンのリリース後、古いバージョンのソフトウェアアップデートへの署名を定期的に停止しています。
AppleがiOS16.3.1へ署名停止したため、iOS16.4.とiOS16.4.1へアップグレードしたユーザーはiOS16.3.1へのダウングレードができなくなりました。
iOS16.4とiOS16.4.1からiOS16.3.1へダウングレードできない影響
iOSをアップグレードした後にバグなどの影響でうまくiPhoneやiPadが作動しないときにiOSをダウングレードすることがあります。
iOS16.4とiOS16.4.1で問題が発生した場合でも、iOS16.3.1にダウングレードすることができなくなりました。
ただし、AppleがiOS15.7.4を提供しているため、iOS16.4とiOS16.4.1からiOS15.7.4へMacやPCを使ってダウングレードすることは可能です。
iOS16.4.1の新機能・バグ修正・セキュリティアップデート
iOS16.4.1アップデートの目的は、バグ修正およびセキュリティアップデートで、新機能の追加はありません。
バグ修正
iOS16.4.1のリリースノートによる修正点は、以下の通りです。
このアップデートには以下のiPhone用の重要なバグ修正とセキュリティアップデートが含まれます:
- 押している手の絵文字でスキントーンの選択肢が表示されない問題
- Siriが応答しないことがある問題
セキュリティアップデート
iOS16.4.1では、WebKitなどで2個のセキュリティパッチが提供されています。
2つのバグは、Appleによると積極的に悪用された可能性があるとのことで、できるだけ早めのアップデートが推奨されています。
iOS16.4.1、iPadOS16.4.1、macOS13.3.1へのアップデートを推奨!Apple積極的に悪用された可能性を認識
次のバージョンのiOS16.5は、先週ベータ1がリリースされたばかりで、正式リリースは来月以降になると予想されています。