iPhoneの下取りは、Appleの「Trade In」プログラムとキャリアが機種変更などのときに行う下取りプロモーションがあります。
iPhoneが下取り後どのように中古市場で流通するのかレポートした動画が公開され、話題になっています。
AppleのiPhoneは下取り後どうなるのか?
ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は、下取り後のiPhoneがどのように流通するのかについてレポート動画を公開。
WSJのJoanna Stern氏は、米国の中古iPhoneなどの卸売モバイルサプライヤーのUS Mobile Phones(USMP)の倉庫へ取材で訪問。
USMPは昨年250万台以上の下取りデバイスを処理しましたが、そのほとんどがiPhoneだったとのことです。
Stern氏が取材している間に、USMPは米国の大手携帯キャリアから3000台の下取りiPhone 受け取りました。
その中から具体例として、Stern氏は1台のiPhone11を選びました。
iPhone11の下取り後のプロセスとして、データの消去、クリーニング、グレーディング、箱詰めの4つのステップがありました。
USMPの施設に到着したiPhoneの3分の2は、データを消去しクリーニングされ、海外の卸売業者に売却されます。
残りの3分の1は、関連会社のBack in the Boxに送られ、Amazonや人気の中古電話市場であるBack Marketで販売されるとのことです。
Stern氏が選択したiPhone11は、200ドルで下取りされた可能性があり、USMPは350ドルで転売しました。
Back in the BoxのCEOのAri Marinovsky氏によると、Back in the BoxとUSMPがこの電話で最大100ドルを稼いでいると計算しても、再販準備作業とBack Marketの10%手数料、損失を出しても売却しなければならない故障電話などが利益を食いつぶすと説明しています。
現在米国では中古の携帯電話は645億ドルの市場規模があり、北米だけで2022年に7350万台流通したとのことです。