Appleは、ユーザーのデータ保護に力を入れていますが、米国のサイバーセキュリティ担当高官が、大学での講演内で、AppleのiCloudセキュリティを称賛したとのことで、話題になっています。
AppleのiCloudのセキュリティを称賛
Appleは、昨年2022年12月、iCloud内のユーザーデータに対する脅威からの保護に重点を置いた3つの高度なセキュリティ機能の導入を発表し、現在順次機能が展開されています。
CNBCは、米国のサイバーセキュリティおよびインフラストラクチャセキュリティエージェンシーのディレクターであるJen Eastly氏の、カーネギーメロン大学で行われたスピーチについてレポート。
Eastly氏は、企業に対し、顧客のためにサービスを保護する負担を増やすよう促し、新しい法律により、安全なソフトウェアの作成と維持について企業に責任を負わせる必要があると提案。
その中で、Eastly氏は、セキュリティの説明責任と透明性の良い例としてAppleに言及。
iCloudユーザーの95%が多要素認証(MFA)を有効にしているというAppleの開示情報を引用し、高い採用率は Appleが多要素認証(MFA)をデフォルトにした結果だと述べました。
それに対し、多要素認証(MFA)を有効にしているMicrosoftのユーザーは約4分の1で、Twitterユーザーは3%未満で、Eastly氏は失望していると語りました。
Eastly氏は、「Appleは、ユーザーのセキュリティの結果について責任を負っている」と述べたとのことです。