AI写真アプリは、独特の画像処理で短時間に自撮り写真に基づいて、人物のデジタルポートレートをAI技術で生成することで人気を得ましたが、調査結果によると人気のピークは終焉したもようです。
AI写真アプリの人気は終焉しトレンドはChatGPTアプリへ
過去数か月間、 自撮り写真を様々なポートレート風に短時間で作成する機能や、AI技術を使用してテキストを画像に変換する機能などで、AIを利用した写真アプリがApp Storeで急速に広まりました。
TechCrunchは、アプリインテリジェンス企業ApptopiaのAI写真アプリの調査分析した結果をレポート。
Apptopiaは、主要なAI写真アプリLensa AI、Voi、Remini、Pixelup、Fotor、Wonder、FacePlay、Aiby、FaceApp、Gradientなど10以上のアプリについて調査しました。
Apptopiaによると、AI写真アプリは感謝祭の頃に人気が出始め、12月中旬頃にダウンロードとアプリ内購入の両方でピークに達したとのことです。
ApptopiaのAdam Blacker氏はグラフをTwitterで共有。
Another fad comes and goes. From my newsletter this morning. pic.twitter.com/qRFCuCucxc
— Adam Blacker (@AdamBlacker25) January 27, 2023
人気の絶頂期には、アプリの1日あたりのダウンロード数は430万回を超え、アプリ内購入による1日あたりの消費支出は最大180万ドルに達しました。
その後、大幅に急降下し、2月13日には、AI写真アプリの合計ダウンロード数は約95万2000で、消費支出は約50万7000ドルにとどまり、数字は下がり続けているとのことです。
TechCrunchはAI写真アプリの人気が消えた理由としてAI写真アプリが、人気アーティストのスタイルを効果的に盗んでいることが明らかになり、AI写真アプリによって処理された写真がソーシャルメディアで否定的なコメントを集める可能性があることをあげています。
AIチャットボットのChatGPTは2022年11月30日にリリースされ、消費者の注目を集めました。
12月中旬頃は、App StoreでAI写真アプリがあふれかえっていましたが、現在は、AIチャットボットのChatGPTアプリであふれかえっており、現在のトレンドはChatGPTアプリのようです。