2022年7月に発売されたM2チップ搭載MacBook AirとM2チップ搭載MacBook Proは、M1チップ搭載モデルよりもSSDの処理速度が遅いことが分かっています。
先週発表された14インチのM2 Proチップ搭載MacBook Proの処理速度を調査したレポートがあり、話題になっています。
512GBのM2 Proチップ搭載MacBook ProはSSDがM1 Proモデルよりも遅い
14インチのM2 Proチップ搭載MacBook Proの処理速度を調査したのは、9to5Mac。
9to5Macは、ベースモデルのストレージが512GBの14インチのM2 Proチップ搭載MacBook Proと、M1 Proチップ搭載MacBook ProのSSDの処理速度を比較しました。
9to5Mac
M1 Proチップ搭載MacBook Proは、ストレージ読み取り速度が4,900MB/秒で、書き込み速度は3,950MB/秒でした。
これに対し、M2 Proチップ搭載MacBook Proは読み取り速度が2,973MB/秒で、書き込み速度が3,154 MB/秒で、M1 Proモデルと比べて、書き込み速度が20%低下し、読み取り速度が40%近く低下しました。
9to5Macは理由を調べるために、M1 ProとM2 Proチップ搭載MacBook Proを分解。
M1 Proチップ搭載MacBook Proにはマザーボードに4つの128GBのNANDチップが搭載されていましたが、M2 Proチップ搭載MacBook Proには1つの512GBのNANDチップが搭載されていました。
デバイスに複数のNANDチップが組み合わされている場合、並列でより高速を実現できるため、1つの512GBのNANDチップしか搭載されていないM2 Proチップ搭載MacBook Proのほうが、4つの128GBのNANDチップを搭載するM1 Proチップ搭載MacBook ProよりもSSD処理速度が遅くなったとのことです。