Appleは先月、NEWSROOMで、クラウド内のユーザーデータに対する脅威からの保護に重点を置いた3つの高度なセキュリティ機能導入を発表しましたが、iOS16.3で日本でもiCloudの高度なデータ保護機能が利用可能になるとのことです。
iOS16.3で日本でもiCloudの高度なデータ保護機能が利用可能に
iCloudの高度なデータ保護(Advanced Data Protection)機能は、iOS16.2で昨年12月に米国で先行してリリースされ、Appleは、2023年に世界中で利用できるようにする予定であると伝えていました。
9to5Macによると、今日リリースされたiOS16.3RC版で、iCloudに保存されているほぼすべてのデータをエンドツーエンドで暗号化する、iCloudの高度なデータ保護(Advanced Data Protection)機能がグローバルに利用可能であるとのことです。
Appleによると、iCloudの高度なデータ保護を有効にしているユーザーの場合、エンドツーエンドの暗号化を使用して保護されるデータカテゴリの総数は、iCloudバックアップ、メモ、写真を含めて23に増加するとのことです。
iCloudの高度なデータ保護はデフォルトでは無効になっているため、有効にしたい場合は、設定アプリを開き、一番上の「名前」→「iCloud」→「Advanced Data Protection」を開き、オンにします。
ユーザーがiCloudの高度なデータ保護(Advanced Data Protection)機能を有効にすると、暗号化キーは Appleのサーバーから削除され、ユーザーのデバイスにのみ保存されるため、たとえ iCloudサーバーが侵害されたとしても、Appleや法執行機関など他の第三者がデータにアクセスすることはできなくなるとのことです。
iOS16.3の正式リリースは来週だと予想されています。