AppleのiPhoneでは、iOSバージョンのアップグレード時に多くの新機能が追加されてきました。
現在、iOSの機能の大部分は世界中で利用できますが、日本で利用できないiOSの主な機能を6つまとめてみました。
日本で利用できない6つのiOSの機能
日本で利用できないiOSの主な機能6つは、以下の通りです。
Apple Card
2019年に開始されたApple Cardは、米国でのみ利用でき日本では利用できません。
Apple Cardは、iPhoneのウォレットアプリで管理でき、非接触型決済を受け付けない店舗では物理的カードを使用できます。
カードには利子以外の手数料はなく、Daily Cashとして知られる最大3%のキャッシュバックが提供されています。
Apple Cash
Apple Cashは米国でのみ利用でき日本では利用できません。
Apple Cashは、米国のiPhoneユーザーがウォレットアプリとメッセージアプリで送金、請求、受け取りを行うことができます。
ユーザーは、接続された銀行口座にApple Cashの残高を送金できます。
ウォレットアプリのID
2022年初頭から、Appleは、参加している米国の州の居住者が運転免許証または州のIDをiPhoneとApple Watchのウォレットアプリに追加できる機能の搭載を開始し、身元や年齢の証明を表示できるようになりました。
この機能にはiOS15.4とwatchOS8.4以降が必要で、現在アリゾナ、コロラド、メリーランドでのみ利用できます。
先月AppleのCEOティム・クック氏が来日し、岸田首相と会談した時に、マイナンバーをiPhoneに搭載できるように要望があったとレポートされ、話題になりました。
高度なセキュリティ機能
先月Appleは、クラウド内のユーザーデータに対する脅威からの保護に重点を置いた3つの高度なセキュリティ機能導入を発表。
そのうち、高度なデータ保護(Advanced Data Protection for iCloud)機能は、先月米国で先行して導入されました。
この機能を有効にすると、iCloudバックアップ、写真、メモ、リマインダー、ボイスメモなど、iCloudの多くの追加領域にエンドツーエンドの暗号化が拡張されます。
Appleによると、iPhoneでは、この機能はiOS16.2で米国のユーザー向けにのみ導入され、2023年初頭に「その他の国」への展開を開始する予定とのことで、現在は日本では利用できませんが、今後利用できるようになります。
クリーンエネルギー充電
AppleはiOS16.1で、グリッドがよりクリーンなエネルギー源を使用しているときに充電時間を最適化することにより、iPhoneの二酸化炭素排出量を削減することを目的としたクリーンエネルギー充電機能を導入。
この機能をオンにすると、iPhoneは低炭素排出電力が利用可能なときに充電を行います。
クリーン エネルギー充電は、米国でのみ利用可能で日本では利用できません。
Apple Fitness+
iOS16ではフィットネスアプリがApple Watchを必要とせずにiPhoneに標準搭載されました。
Appleは、iPhoneユーザーは「iOS16.1では、Fitness+はフィットネスアプリと完全に統合され、中央のタブに配置され、サービスが提供されている21か国すべてで利用できる」と伝えました。
現在Apple Fitness+が利用できる国は、オーストラリア、オーストリア、ブラジル、カナダ、コロンビア、フランス、ドイツ、インドネシア、アイルランド、イタリア、マレーシア、メキシコ、ニュージーランド、ポルトガル、ロシア、サウジアラビア、スペイン、スイス、UAE、英国、米国の21カ国で、日本では利用できません。