Appleは以前、中国市場向けのデバイスではYMTCから供給されたメモリチップのみを使用し、iPhone 用のNANDフラッシュメモリチップの最大40%をYMTCから調達することを検討していましたが、米国政府の圧力で使用計画を破棄したとのことです。
Apple米国政府の圧力で中国製YMTCチップの使用計画を破棄
iPhone in Canadaによると、NIKKEIAsiaは、Appleが、米国政府の圧力で中国の半導体メーカーYMTCのNANDフラッシュメモリチップの使用計画を破棄したことをレポート。
NANDフラッシュメモリチップは、スマートフォンの内部ストレージを構成し、オペレーティングシステムからユーザーデータまで、すべてが保存されます。
10月7日米国政府はYMTCを未検証リストに掲載、米国企業は、ライセンスなしで未検証リストにある企業と設計、技術、文書、または仕様を共有することはできません。
YMTCは、中国政府からの補助金のおかげで、MicronやSamsungなどのライバルよりも製品価格を20%引き下げていますが、NANDチップは技術的に1、2 世代遅れています。
Appleは、今年のiPhone14シリーズからYMTC のチップを使い始めたいと考えていたとのことですが、NIKKEIAsiaの情報筋は「製品は確認されたが、新型iPhoneの量産開始時には生産ラインに入らなかった」と語っ たとのことです。