macOS12.5.1を公開してから約3週間半、Appleはすべてのユーザー向けにmacOS12.6をリリースし、バグ修正および重要なセキュリティアップデートを行いました。
macOS12.6
macOS12.6のリリースノートは「このアップデートには重要なセキュリティアップデートが含まれ、すべてのユーザーに推奨されます。」とあります。
macOS12.6では8つのバグ修正が含まれ、そのうちの1つは積極的に悪用された可能性があるとのことです。
macOS12.6のセキュリティアップデートの内容は、以下の通りです。
- ATS アプリがプライバシー設定をバイパスできる可能性があるバグ修正
- iMovie ユーザーがユーザーの機密情報を表示できる可能性があるバグ修正
- カーネル アプリがカーネル権限で任意のコードを実行できる可能性があるバグ修正
- カーネル アプリがカーネルメモリを開示できる可能性があるバグ修正
- カーネル アプリがカーネル権限で任意のコードを実行できる可能性があるバグ修正(Appleは、この問題が積極的に悪用された可能性があるという報告を認識)
- マップ アプリが機密の位置情報を読み取れる可能性があるバグ修正
- MediaLibrary ユーザーが権限を昇格できる可能性があるバグ修正
- PackageKit アプリが昇格された権限を取得できる可能性があるバグ修正
Appleは、これらの脆弱性が積極的に悪用されている可能性があることを認識しているため、速やかなアップデートが推奨されています。
参考:Apple